maneoマーケット社、グリーンインフラレンディングの今後のファンド募集と新規投資家の口座開設を停止へ

maneoマーケット社、グリーンインフラレンディングの今後のファンド募集と新規投資家の口座開設を停止へ

2018年6月29日、maneoマーケット社はグリーンインフラレンディングの今後のファンド募集と新規投資家の口座開設を停止すると発表した。

maneoマーケット社はグリーンインフラレンディングの一部ファンドで投資家から集めた資金の使途について確認中としていたが、事実確認の結果、ファンド募集時とは説明と異なる形で資金が使われていたと判断せざるを得ないとし、今回の発表に至ったようだ。

また、2018年7月1日にはグリーンインフラレンディングの親会社であるJCサービスからも今回の件について発表がある。

JCサービスはmaneoマーケット社の指導のもと、新規ファンド募集を停止し、今後の対応を検討していたようだ。

しかしながら、グリーンインフラレンディングでの今後のファンド募集と新規投資家の口座開設停止は、maneoマーケット社から事前の説明がなく、一方的にグリーンインフラレンディングのWebサイトにお知らせが掲載されたとしている。

この対応を受け、JCサービスはmaneoマーケット社に対して遺憾である旨を述べているほか、一部報道されている資金使途について、融資先の企業からJCサービス関係企業や関係者に渡った事実はないとのことだ。

以下、7月6日追記
JCサービスは7月6日付のお知らせで、グリーンインフラレンディングから7月11日に予定されていた投資家への償還・分配の受領をmaneoマーケット社から拒否されたとし、当該資金を法務局に委託したとしている。

その同日にはmaneoマーケット社から発表があり、受領拒否の事実はなく、償還・分配の留保解除について判断するべく、グリーンインフラレンディング社や最終貸付先企業へ要請・指導を行なっているとのことだ。

以下、7月20日追記
JCサービスは7月17日付のお知らせで、グリーンインフラレンディングで募集してたファンドの資金使途について、私的資金流用や政治献金などの疑惑を否定し、当該事業以外に流用するなどの不適正な運用はないとしている。

また法務局に委託している当該資金はJCサービスとグリーンインフラレンディングが協議の上で実施したし、各開発案件の売却を進め、当月末の返済は遅延なく行う予定と発表した。

しかしながら、7月20日付のmaneoマーケット社からの発表では、法務局への委託について、maneoマーケット社を含む3社が合意の上で実施したと理解していると述べ、引き続き返済原資の確認を実施するとしている。

以下、12月4日追記
JCサービスは11月30日付で、グリーンインフラレンディングによるファンド資金の返済について、進捗を発表した。

進捗は以下の通り。

  • 太陽光発電所2案件(募集額合計7.7億円):売却契約及び元本返済完了、12月中旬頃に投資家へ分配予定。
  • バイオマス発電所1案件(募集額約7.5億円):売却契約完了、12月中を目処に返済計画などを報告予定。
  • バイオマス発電所3案件・太陽光発電所1案件:年内に売却契約完了を予定。
  • 上記以外の案件:2019年以降、順次売却契約を見込む。

本件については、続報があり次第随時フィンテナにて取り上げていく予定。