ソーシャルレンディングの「ファンド」とは?使い方も解説

ソーシャルレンディングの「ファンド」とは?使い方も解説

今回はソーシャルレンディングでよく目にする「ファンド」というものについて学んでいきましょう。なんとなく聞いたことはあるけど、実はどのような意味かははっきりわからないという人も多いのではないでしょうか。そもそもファンドとは何なのか?そして、ファンドに投資する場合には、どのような点に注意したら良いのかをまとめてみました。

1、そもそもファンドとは?

ファンドとは、複数の個人から集めた資金で運用を行い、その利益を投資家に分配する仕組みを指します。

ソーシャルレンディングでは、このファンドの仕組みを活用し、資金を必要とする企業に対して融資を行います。融資なので借り手側には、利息の支払い義務が生まれます。その利息の一部を投資をしてくれた個人に分配することで、個人の資金が増える仕組みです。

2、ファンドページではまずここをチェックしよう!

ファンドページには、ファンドに関する様々な情報が掲載されています。一見すると難しいことが色々書かれていて不安になる方もいるかもしれませんが、基本的にチェックすべきところはそこまで多くありません。
どこを見たらわからないという方は、まず下記の4点を注意してチェックしてみてください。

①利回り

必ず各社のファンドページには利回りが記載されています。この利回りがファンドの収益性を表しています。基本的に利回りが高い方が、生み出される収益も高くなりますが、それだけリスクも高まる可能性があります。利回りが異常に高いファンドの場合は、なぜ、その利回りが設定できるのかをしっかりと確認するようにしましょう。ちなみに2020年現在の平均的な利回りはおおよそ5〜7%程度です。

②運用期間

ソーシャルレンディングは運用期間中の途中キャンセルができません。そのため、運用期間はしっかりと確認してから投資をするようにしましょう。半年から1年程度のファンドが多いですが3ヶ月等の短期間運用のファンドも増えてきています。投資初心者の方は、まずは短期間のファンドで投資の経験を積んでいくのも良いでしょう。

③担保の有無

担保とは、借り手が資金を返せなくなってしまった場合に備えて、その損害を補うために借り手に差し出してもらう対象のことです。担保がある方が、資産の保全性が高まります。

④最低投資可能金額

そのファンドに投資できる最低金額です。ソーシャルレンディング普及当時は5〜10万円程度であることが多く比較的高額でしたが、最近ではクラウドバンクなど最低投資金額1万円から投資が行えるソーシャルレンディングサイトが増えてきています。

3、慣れてきたらファンドに組み込まれる融資先の情報をチェックしてみよう。

ソーシャルレンディングの場合、基本は1ファンドに2つ以上の融資先が組み込まれます。慣れてきたら、ファンドごとに、それぞれの融資先情報もチェックしてみましょう。難しい単語が並んでいて理解するのが大変に感じるかもしれませんが、記載されている内容は、大体同じです。誰が、何のために、いくら必要なのか、そしてどのように保全をとってるのかという点を意識して読み進めていくと意外と

まとめ

いかがだったでしょうか。ソーシャルレンディングは使用されている言語が難しい、情報が多くてどこを見たらよいかがわからないという声を聞きますが、意外とチェックする点はシンプルです。まずは、たくさんのファンドを見てみてソーシャルレンディングに慣れてみましょう。きっと思ったより簡単なことに驚くはずです。

2020年最新版!不動産投資型クラウドファンディング・ソーシャルレンディング事業者一覧