ソーシャルレンディング事業者が年々増加する中で、新しく参入を予定しているのが株式会社LIFULL Social Funding(ライフルソーシャルファンディング)です。(以下ライフルソーシャルファンディング)
ライフルソーシャルファンディングがなぜソーシャルレンディング業界に参入するのか、その経緯や今後の動向について今回解説します。
ライフルソーシャルファンディングとは
ライフルソーシャルファンディングは、不動産情報サービス事業を手がける東証一部上場の株式会社社LIFULLの子会社です。
2017年1月に子会社化した株式会社JGマーケティングを社名変更し、ライフルソーシャルソーシャルファンディングとなりました。
株式会社JGマーケティングは、寄付型クラウドファンディングサイトの「JAPAN GIVING」、購入型クラウドファンディングサイト「Shooting Star」や「ZIPANGO」などのクラウドファンディング事業を展開しており、2016年に株式会社LIFULLから出資を受けていました。
株式会社LIFULLと株式会社JGマーケティングが連携してソーシャルレンディング参入の準備を進めていた中で、子会社化となったようです。
ライフルソーシャルファンディング 代表の佐藤大吾氏とは
ライフルソーシャルファンディング 代表の佐藤大吾氏は、2010年にイギリス発寄付型クラウドファンディングサイト「JustGiving」の日本版の立ち上げやNPO法人ドッドジェイピー理事長などNPOから企業経営まで幅広い活動をしています。
JAPAN GIVINGやShooting Starなどの運営実績やノウハウが評価され、今回の出資また子会社化まで至ったと考えられます。
ソーシャルレンディング参入の経緯
ライフルソーシャルファンディングは、空き家問題の解決に向けた事業における新領域として、ソーシャルレンディング事業に参入します。これは、株式会社LIFULLのロードマップにもある不動産情報サービス事業の新領域としての位置づけです。
具体的な事業として、空き家バンク、不動産に特化したソーシャルレンディング、民泊の新しい3つの領域を進めていくとしており、中古住宅のリノベーションや集客、資金調達といった部分でソーシャルレンディングが活用されます。
今後のライフルソーシャルファンディングの動向
国内の不動産市場のみならず、海外の不動産市場にも進出しているライフルソーシャルファンディングの親会社である株式会社LIFULL。
株式会社JGマーケティングを子会社化したことでクラウドファンディングのノウハウも得たことから、今後の展開に注目といえるでしょう。
東証一部上場企業がソーシャルレンディングに参入するということもあり、今後のソーシャルレンディング市場の拡大にも影響してくるのではないでしょうか。
※正式にソーシャルレンディングサービスのリリースや詳細な情報が入り次第、随時情報を更新していきます。