ジェイ・レンディングの評判や口コミはどうなのか?

ジェイ・レンディングの評判や口コミはどうなのか?

現在日本で運営をしているソーシャルレンディング会社の一つであるジェイ・レンディング。

そのファンド数の少なさが理由で、ソーシャルレンディング事業者の中では知名度は高くないかもしれません。

しかし親会社がジャスダックに上場しているというバックボーンを持つソーシャルレンディング事業者です。

ここではジェイ・レンディングでソーシャルレンディング投資をしたいと考えている方のために、ジェイ・レンディングの事業や運営歴についてお伝えしていきます。

ジェイ・レンディングの良い評判

ジェイ・レンディングの親会社はJALCOホールディングス株式会社。

JALCOホールディングスは東証JASDAQ市場へ上場しておりり、一定規模を持つホールディングスです。

そしてジェイ・レンディングを運営しているのは、ジャルコホールディングスの子会社である株式会社ジャルコです。

親企業が上場会社ということで、会社のコンプライアンス遵守意識や倒産リスクといった投資先を選ぶ上での信頼性は比較的高くなるかもしれません。
現在のソーシャルレンディング事業者のうち、運営会社や親会社が上場している事業者はまだま少ないのが現状です。

ではジェイ・レンディングに投資をする人は、具体的に同社のどんな部分を評価しているのか、評判になっているのかを見ていきましょう。

ユニークな案件

ジェイ・レンディングのこれまでのファンド募集履歴を見るとパチンコ店を中心とするアミューズメント施設を経営する会社への事業資金融資になっています。

アミューズメント施設への融資を行うソーシャルレンディング会社は他にもあるものの、わずかです。

ソーシャルレンディングで投資では、ファンド詳細ページを見ても融資先の企業が運営する事業についてわからない部分が多い、ジェイ・レンディングの場合は明確にパチンコ店の出店資金という記載があるため、比較的融資先の事業が分かりやすく、自分で事業の確実性を判断しながら投資できるでしょう。

これらの点を踏まえながら、ジェイ・レンディングでは投資家がリスクを考えて抑えた投資することができ、アミューズメント系ファンド投資をすることで投資先の事業種別分散投資を図ることも可能です。

募集金額が大きい

ジェイ・レンディングのこれまでの募集ファンドを見ると、ファンドあたりの募集金額は1億円を超えるような大きな金額の募集になっています。

人気のあるソーシャルレンディング運用会社のファンドの場合でも、数千万円を何度かに分けて募集することも多く、投資しようと思っても短時間で投資上限まで達してしまい、投資ができないという人もいます。

しかし、1億円を超える余裕のある募集金額の場合、一瞬にして投資上限まで金額が到達してしまう可能性は比較的少ないでしょう。

投資金があるにもかかわらず投資できない状態は、機会費用の観点からは避けたいことです。

完済実績がある

ソーシャルレンディング会社を選ぶにあたり、完済実績を見ることで信頼性を確認する投資家の方もいます。

ジェイ・レンディングがこれまで募集したファンドの返済実績を確認すると完済実績が見られます。

今後の保証はもちろんありませんが、ジェイ・レンディングが融資しているパチンコ店は1億円以上の融資を完済しているため、これに一定の信頼・評判を置く投資家の方もいるようです。

多数の事業を展開する企業

ジャルコのホームページを見るとソーシャルレンディング以外にも多数の事業を展開していることがわかります。

ホームページに掲載されている事業ではパチンコ店向けの不動産調達や電子機器の設置などを手掛けているとの記載があります(2017年12月初旬時点)。
元々ジャルコは電子機器のメーカーからスタートしているために、不動産や融資以外の事業だけではない収益源を持っているのです。
これに評判・評価を置く投資家の方もいるようです。

会社設立も昭和31年と古く、ソーシャルレンディングを展開している会社の中ではかなり歴史の長い企業であることがわかります。
資本金も3億円を超えており、中小企業が大半を占めるソーシャルレンディング業界の中では比較的企業規模が大きい会社といえるでしょう。

ジェイ・レンディングの他の評判

一方でジェイ・レンディングは国内のソーシャルレンディング運営会社の中ではまだまだそれほど知名度の高い存在ではなく、評判や口コミ自体も少ないです。

なぜ投資家の数や投資金額、評判・口コミが少ないのか、その原因を見てみましょう。

実績はまだ浅い

ジェイ・レンディングのホームページにはこれまでのファンド募集実績が掲載されています。

掲載されている募集実績はわずか4件しかなく、平成27年に第1号のファンド募集が行われてから、第2号は平成28年、そして第3号は平成29年の2月、平成29年秋にようやく4号が募集されたという状況になっています(2017年12月初旬時点)。

1つのファンドあたりの報酬金額は1億円から2億円と大きな規模ですが、ファンド自体の募集件数が少ないために大きな実績には至っていません。

また、募集実績が少ないということはジェイ・レンディングでは、現状ソーシャルレンディング事業に力を入れていないという見方がされるかもしれません。

最低投資金額が高い

ジェイ・レンディングの最低投資金額は50万円となっており、さらに10万円単位で投資金額を積み上げていくことができます。

一般的なソーシャルレンディング競合他社の水準を見ると、最低投資金額は多くても10万円、少ない会社では1万円という会社もあります。
他の事業者と比較するとジェイ・レンディングの50万円という最低投資金額は比較的高い水準です。

1万円から投資できるソーシャルレンディング会社であれば、毎月、少しずつ積み立てていくことも可能ですが、最低投資金額が50万円になるとボーナスなどでまとまったお金が入った時に投資するスタイルになるでしょう。

そのためソーシャルレンディングのメリットの一つである、少額から投資をできるという点をジェイ・レンディングの投資では実感できません。
この部分は投資家の利便性を考えれば、満足を得られない評判・口コミに繋がってしまうかもしれません。

手数料がかかる

ソーシャルレンディングのサイト利用手数料は、間接的には融資金利から取られていますが、基本的に投資家は無料です。ジェイ・レンディングでは口座維持費や維持費は必要ありません。

しかし、口座の振込手数料は同業他社と同じく金融機関毎の手数料が発生します。さらに出金を行うときも手数料が発生します。

後発のソーシャルレンディング会社では出金手数料が無料という会社もいくつかあり、出金手数料無料であることは投資家のメリットが大きいので人気につながっています。

まとめ

ジェイ・レンディングの運営会社であるジャルコは多数の事業を展開しており、ソーシャルレンディング事業に収益を依存しているわけではありません。

そういった点では投資家にとって会社の信頼性は高くなるかもしれません。
一方で事業の活性化の兆しはまだ見られない状況です。

今後、同社の動向次第で、評判・口コミもさらに増えていくでしょう。