※ラッキーバンクでは返済遅延していたファンドについて、債権譲渡が決定しました(2018年12月5日時点)。詳細はこちらをご覧ください。
不動産ファンドに特化したソーシャルレンディングのラッキーバンク。
2014年末に事業を開始した同社ですが、不動産に特化したソーシャルレンディング事業者はその後も参入しています。
今回はラッキーバンクがほかの不動産事業者と比較してどういった特徴があるのか解説します。
ラッキーバンクの特徴
まずは全事業者と比較した場合のラッキーバンクの特徴についてご紹介します。
不動産に特化
国内のソーシャルレンディングでは不動産ファンドを扱う事業者が多くなっています。
中には不動産ファンドのみを扱う事業者もあり、ラッキーバンクもこれにあたります。
【ほかの不動産ファンドを扱う事業者はこちら】
・【15社】不動産投資ができるソーシャルレンディング事業者一覧と比較
担保付き
ラッキーバンクが募集するファンドには原則的に担保が設定されています。
担保があることで、仮に貸し倒れが起こった際にも、担保の売却をはかり、資金を回収できる可能性があります。
なお担保の評価額は担保・ファンドによって異なります。
また、担保があることで保全性は高まるものの、資金を必ず回収できるとは限りません。
小さい金額から投資可能
ラッキーバンクのファンドは数万円からの投資が可能です。
ほかの事業者では最低投資額が5万円からというところもあります。
しかしながら、まずは試してみたいと思う方にとっては、最低投資額が大きいと投資しづらいでしょう。
数万円から投資できるラッキーバンクはそうした方にも投資しやすいでしょう
また「まだ元手が大きくないけれど、投資したい」という方にとっても、検討しやすい最低投資金額となっています。
ほかの不動産事業者との比較
それでは他の不動産ファンドを扱うソーシャルレンディング事業者とはどのような違いがあるのでしょうか。
以降、不動産事業者同士で比較した際のラッキーバンクの特徴について解説します。
募集金額実績が大きい
ラッキーバンクは2017年11月において、130億円以上の資金を投資家から調達しています。
この数値は全事業者の中で4位となっており、不動産に特化した事業者の中でもっとも大きい資金調達額実績となっています。
ソーシャルレンディング事業者へ投資を行う際にその事業者の募集金額や償還金額などを参考とする方も少なくないでしょう。
この点においてラッキーバンクは、調達金額および償還金額も比較的多いため、懸念を持つ投資家にとっては好材料となるかもしれません。
ラッキーバンクは運用実績も開示しており、これまでに670件以上のファンドを運用しています(運用中を含む、2017年11月時点)。
うち、258件はすでに運用終了(満期償還済)となっているとのこと。
また、これまでの運用金額は130億円弱。
60億円以上が満期終了となっているとのことです。
出金手数料は無料
出金する際には手数料を投資家が負う事業者が多い中、ラッキーバンクは無料です。
実は手数料はソーシャルレンディング投資をする上で重要な項目です。
毎月出金を行うとその分手数料を要します。
利回りが高いファンドに投資をしていても、手数料を考慮すると利益が低くなることも考えられるため、ラッキーバンクの出金手数料がかからない点は良いでしょう。
ほか
この他、社長である田中氏の若さやファンドが募集開始後すぐに満額締め切りとなる場合がある点なども挙げられます。
【田中社長のインタビューはこちら】
・ラッキーバンク田中翔平社長インタビュー 〜生い立ちやソーシャルレンディングのリスクまで〜
まとめ
不動産特化の事業者であるラッキーバンク。
不動産ファンドを扱う事業者が多いため、どういった特徴があるのか悩むかたもいるかもしれません。
募集金額の多さや国内の不動産ファンドを扱う点など、違いはさまざまあります。
投資の際は、こうした特徴やファンドの中身なども確認の上、リスクを抑えた投資を行いましょう。