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Pocket Funding(ポケットファンディング)の良い評判
Pocket Funding(ポケットファンディング)は、2017年夏にサービスを開始した、ソーシャルレンディング事業者です。
運営するのは、沖縄県を中心に金融業や不動産業を営む株式会社財全GROUPのグループ企業、ソーシャルバンクZAIZEN。
多くのソーシャルレンディング会社が東京に本社を構えるなか、沖縄に本社を持つこのPocket Funding(ポケットファンディング)。
その評判や口コミはどのようになっているでしょうか。気になるその点についてお伝えしていきます。
沖縄発の事業者
ソーシャルバンクZAIZENは、沖縄に本社を持つだけに、Pocket Funding(ポケットファンディング)のファンドも沖縄県内の借り手企業を対象とするものが多くなっています。
2017年10月現在までに募集したファンドの内容を見ると、沖縄県内にある事業者に対し事業の運用資金提供のためなどに資金を融資するというものが中心になっています。
また融資の担保として不動産を設定しており、貸し倒れの際に融資資金を回収しやすいようリスクを抑えた工夫がされています。
投資家からの評判・口コミとしては沖縄の不動産案件に対するものが多く見られます。
ただ、現在同社が提供しているファンドは沖縄県内のものが大半を占めていますが、これはあくまで同社が沖縄にあるからということであり、沖縄県内のファンドのみを投資家に提供するということではないようです。
今後は沖縄県外の事業者に対する融資、そしてファンドの提供なども行っていく方針としています。
沖縄の市場は成長している
ファンドの対象を広げていくとしながらも、やはり注目するポイントとしては沖縄県内のファンドについてでしょう。
現在の日本は地方を中心に過疎化が進行していると言われています。この点から、地方の企業に投資をすることはリスクが高いのではないかと考える人もいるでしょう。
しかし沖縄県は人口の増加率、出生率の高さは日本でも高いエリアです。
人口増加の内容を見てみると、出生数の増加による自然増加率が高いので、今後も人口が減少ではなく増加をしていく可能性が見込まれています。
人口とともに不動産需要の増加も期待できるかもしれません。
投資家の評判・口コミでも沖縄県という地域の可能性に関する意見は見られます。
Pocket Funding(ポケットファンディング)において沖縄県での事業者向け融資の案件については、こうした点も確認すると良いでしょう。
また、沖縄県が観光地として需要が高いという点も特徴です。
日本は2015年に外国からの観光客が2000万人を突破しましたが、2020年の東京オリンピックの際には、全国で4000万人と、現在の2倍の規模に達すると見られています。
リゾート客向けのホテルや施設を運営する企業も増加しており、沖縄県の観光市場は数字を伸ばしています。
Pocket Funding(ポケットファンディング)は沖縄県に地盤を持つため、そうした沖縄県内の経済動向に乗じることができるかもしれません。
担保評価の70%までの金額を募集
ソーシャルレンディングのファンドに投資をするにあたり、担保の保全性が気になるという人も多いでしょう。
Pocket Funding(ポケットファンディング)では、ほぼすべてのファンドに対して不動産を担保として設定していますが、募集金額も不動産担保の評価額の70%までと同社内の基準で定めています。
これは、仮に貸し倒れが起きたときに担保を売却し、資金回収に動き担保を売却する際、不動産の評価額が下落しても30%までの評価額下落分は保全できているという想定です。
多様なファンドを組成する予定
Pocket Funding(ポケットファンディング)を運営しているソーシャルバンクZAIZENが属する財全GROUPは、不動産やM&A、バイオマス、ファクタリング、ファイナンス事業など多様な事業展開をしています。
そういった事業の多様性をソーシャルレンディングにも反映し、同社の宮城社長は、今後は貸付型のファンドだけではなく投資型のファンドも展開していきたいとの考えを、インタビューで語っています。
投資家にとっては投資先の幅が広がるという意味で良い評判につながるかもしれません。
【Pocket Funding(ポケットファンディング)のインタビューはこちら】
・沖縄県初のソーシャルレンディングサービス、Pocket Funding宮城社長インタビュー
小口から投資できる
ソーシャルレンディングの大きなメリットとしてよく言われるのが、少額から投資できるという点です。
Pocket Funding(ポケットファンディング)では業界でも最小金額である1万円からの小口投資が可能になっています。
1万円であれば、さほど無理なく、毎月Pocket Funding(ポケットファンディング)のファンドに対して投資をしていくことも可能でしょう。
こうした点が評判につながる可能性もあります。
Pocket Fundingの他の評判
Pocket Funding(ポケットファンディング)の特徴やメリットをここまで見てきましたが、投資家としてはまだまだ気になる点があるという人もいるでしょう。
そこでPocket Funding(ポケットファンディング)の他の評判についても触れていきます。
実績はまだ豊富ではない
Pocket Funding(ポケットファンディング)は2017年の夏に営業開始したばかりであり、まだまだその実績は多くはありません。
毎月募集している金額も、1億円にも満たない金額であり、ソーシャルレンディング関連会社の中でもその事業規模はmaneoなどと比較するとまだ小さいものと見られます。
利回りは平均かやや低め
Pocket Funding(ポケットファンディング)では最低の利回りを4%としています。
これは、借り手側への貸出金利を比較的低めに設定しているために、投資家が得られる予想利回りも低くなっていることが理由である可能性があります。
もちろん金利が低いということは、借り手企業が借り入れた資金を比較的返済しやすいと考えられるので、決して悪いことばかりではありません。
しかし、最近募集されているファンドの利回りを見ていると、予定利回り7%前後のものも多くなっています。
また、同社ではソーシャルレンディング以外の投資も開発していきたいという意向を示しています。
スキームによっては高い利回りを期待できる可能性もあるでしょう。
まとめ
2017年10月現時点において、Pocket Funding(ポケットファンディング)はまだ多くの実績があるわけではありません。
サービスリリース時期を考慮すると当然でしょう。
こうした点を考慮し、今は様子見という評判・口コミもあります。
ただし、沖縄県という国内でも数少ない成長が見込める地域を中心としているという点では数少ないソーシャルレンディング事業者です。
他の会社にはない沖縄県という個性を持っているだけに今後も注目していきたいソーシャルレンディング運営会社の一つです。
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・Pocket Fundingの特徴もわかる口座開設ページ