【最新版】スマートエクイティの実績と今後の展開についてまとめました

【最新版】スマートエクイティの実績と今後の展開についてまとめました

事業投資型クラウドファンディング、ソーシャルレンディング事業者の中でも数少ない第一種金融商品取引業者として、サービスを開始したスマートエクイティ。
今回はスマートエクイティの実績と今後の展開についてまとめました。

実績1:累計募集金額や利回り

スマートエクイティの実績と今後の展開についてまとめました
※この会社=スマートエクイティ

2015年5月のサービス開始以来、累計応募金額は1億780万円、平均利回りは6.59%という実績となっています。2015年11月に単月5,800万円の応募金額となりましたが、それ以降は新規ファンドの数も少なく、2016年12月以降では新規ファンドが登場していません。

実績2:多種多様なファンド

スマートエクイティが掲載している案件は、他のソーシャルレンディング事業者とは異なる特徴を持っています。
例えばスリランカ預金ファンドでは、集めたお金をスリランカルピー建てでスリランカの銀行に定期預金して、その預金金利を収益としています。

海外不動産やマイクロファイナンスといったファンドは他のソーシャルレンディング事業者でもみられますが、この預金ファンドはスマートエクイティならではのファンドといえます。

その他に社債のファンド募集でも、地方の住宅メーカーやサプリメント販売で急成長中の企業などさまざまなジャンルのファンドを掲載している実績を持ちます。

スマートエクイティの特徴

第一種金融商品取引業者

事業投資型クラウドファンディング、ソーシャルレンディング事業を始めるにあたり、第二種金融商品取引業と貸金業の免許を持つ事業者がほとんどです。第一種金融商品取引業で事業投資型クラウドファンディング・ソーシャルレンディングサイトを運営しているのは、日本クラウド証券株式会社のクラウドバンクとスマートエクイティのみになります。(2017年7月時点)

投資先情報の公開

一般的なソーシャルレンディング事業者は第二種金融商品取引業と貸金業の免許を持って運営しており、その内の貸金業に関わる匿名化の要請によって貸付先の情報は一定レベルまでしか公開されません。

スマートエクイティは匿名組合契約を営業者と直接する形や社債のファンド募集という仕組みで、投資先の情報が公開できるのが特徴となっています。

特典付きファンド

一般的なソーシャルレンディングでは、ソーシャルレンディング事業者がAmazonギフト券やポイントなどをプレゼントすることはありますが、貸付先企業からプレゼントがあることはありません。

スマートエクイティの社債のファンド募集では、投資した方の金額に応じて特典を用意している企業があります。株式会社アンフィニプロジェクトでは9,000円〜27,000円相当の自社商品をプレゼントするなどの実績がありました。

完全子会社化で再スタートへ

2016年12月以降は新規のファンドが登場しておらず、動きが見えなかったスマートエクイティですが、2017年10月にスマートエクイティを運営するAIP証券株式会社(現SAMURAI証券株式会社)が完全子会社化することが発表されました。

親会社はJASDAQ(グロース)に上場しているSAMURAI&J PARTNERS 株式会社で、金融・投資分野への事業進出のため、AIP証券株式会社(現SAMURAI証券株式会社)の株式取得をすることとなりました。

Webサイトのリニューアルやシステム強化、採用も計画されていることから、新しくなるスマートエクイティがみられるかもしれません。

まとめ

スマートエクイティのこれまでの実績をまとめました。AIP証券株式会社(現SAMURAI証券株式会社)が完全子会社化することで、今後のスマートエクイティがどのような形で運営されるかは不明ではありますが、新しい動きには要注目です。


※1:フィンテナ調べ、2017年10月31日時点