【どんなサービス?】アップルバンクの評判や口コミはどうなのか?

【どんなサービス?】アップルバンクの評判や口コミはどうなのか?

日本でもソーシャルレンディングが一般的な投資手法として知られるようになり、参入事業者も増えてきています。

アップルバンクは2017年4月からファンドの運用を開始したばかりで、比較的新しいソーシャルレンディング事業者です(2017年10月時点)。
後発の会社だけに先駆者に比べてファンド内容に特徴があるのかなどアップルバンクについて、評判を見てみましょう。

アップルバンクの良い評判

アップルバンクは2017年4月から運用開始していますが、約半年の運用で10億円以上の投資資金を集めた実績があります。
投資家の数は1,000人を超えています。

同社で口座を開設し投資を始めた人達は、アップルバンクのどのような点にメリットを感じたのか、投資家の意見からアップルバンクの評判を見ていきます。

特徴的なファンドを提供

アップルバンクでは主に3種類のファンドを提供しています。
特徴的なテーマのファンドもあるとの評判が見られます。

その3種類とは、不動産を担保にした事業資金の融資ファンド、 不動産デベロップメントファンド、そして給与前払事業への融資ファンドです。
不動産開発や不動産を担保にした事業資金の融資は他の会社でもよく見られるテーマのファンドです。

不動産担保を持つファンドはどこの会社でも人気が高いものとなっており、アップルバンクでも同様に、安定的に不動産ファンドが組成されています。

一方、ほかの会社では見られない特徴的なファンドとして、給与前払事業への融資を目的としたファンドがあります。

給与前払い事業とは、日雇いや週払いの賃金を支払う必要のある工事現場や短期労働者向けの雇用を行っている会社に対し、即日の給料が払えるように、給与用の資金の融資を行う事業です。

こうした融資を目的とするファンドを提供しているのはアップルバンクのみです。
運用期間に関しては、3ヶ月の短期間のものから、2年を超えるような長期間のものまで多彩です。

利回りは比較的高め

投資家として気になるところは利回りでしょう。
アップルバンクが提供するファンドの利回りは高めであるという評判がみられます。

アップルバンクのファンドの運用状況を見ると、金利は8%から10%というものが多く、他のソーシャルレンディング会社のファンドと比較しても高めのものが目立ちます。
実際にフィンテナの比較機能で確認すると、同社の平均予定利回りは9%弱。
業界平均よりも1%ほど高い数値となっています。

利回りが高く運用期間が短いファンドも少なくありません。
一方、1ファンドあたりの募集金額は500万円や800万円と比較的少額のものが多く確認できます。

アップルバンクの他の評判

反対にアップルバンクに投資をしていない投資家は、どのような理由があるのでしょうか。
その他の評判について見ていきましょう。

実績はまだ浅い

アップルバンクはソーシャルレンディング事業に参入してから、まだ日が浅い事業者です。

募集している案件は累計で400件を超え、約半数が運用を終えながらも貸し倒れはゼロですが、それでもmaneoやSBIソーシャルレンディングといった実績豊富な事業者と比較すると、まだ実績を懸念しているという評判も見られます。

運営会社のさらなる情報開示を求める声もある

投資家の方々はソーシャルレンディング事業の運営実績のみならず、運営会社の事業内容なども気にするということが評判から把握できます。
ソーシャルレンディング業界は、SBIソーシャルレンディングやオーナーズブックのように、運営会社やその親会社が株式上場している事業者もあれば、そうでない事業者もあります。

こうした点ではアップルバンクは運営会社の詳細をもっと知りたいという投資家の評判も確認できます。

こうした評判の一方で運営会社の詳細がわからずとも、投資家募集取扱いについてはmaneoマーケット社が担っている点を考えると、一定の安心はあるかもしれません。

また、アップルバンクのホームページ上では、社長の高橋氏のコメントとして「アップルバンクの母体は不動産デベロップメント事業やファンド事業で様々な投資案件を組成してきたプロの投資家集団です」という記載はあります。

まとめ

アップルバンクはまだ半年程度のファンド運用ながら、10億円を超える資金募集と1,000人以上の投資家登録の実績があります。
ファンドの利回りは比較的高く、不動産担保を設定しており運用期間も短期が多い事業者です。

ソーシャルレンディング投資家の評判は様々なものがありますが、貸し倒れや返済遅延のリスクはソーシャルレンディングにつきものです。
自身でリスクを認識した上で、投資を行いましょう。