株式投資やFXなどは長年ある投資方法のため、個人でも解説や実績などを公開している人が多くいます。しかしソーシャルレンディングは近年登場した新しい投資方法です。まだ個人ではなかなか実績まで公開している方は少ないでしょう。
今回はソーシャルレンディング投資家はどのくらいの実績を出しているのか、どんな投資をしているのかなどの実態を調査しました。
ソーシャルレンディング投資の認知度は高いのか?
ソーシャルレンディングは市場規模も拡大しています。それに伴って世間の認知度も高まっていると考えられます。
しかしながら本当にソーシャルレンディング投資が一般化しているかというとまだ道のりは遠いといった印象です。
不動産特化型ソーシャルレンディングのオーナーズブックを運営しているロードスターキャピタル株式会社が投資に関するインターネット調査を行った結果、ソーシャルレンディングは50代以下の層において、50%以上の人が興味関心を持っていることがわかりました。また20代では74%と高い割合を示していました。※1
特に20・30代の若い世代では株式投資や投資信託といった昔からある金融商品のみならず、ソーシャルレンディングやビットコイン、ロボアドバイザーなど多様な投資をしている実態がわかる結果となりました。
ソーシャルレンディングの女性投資家に関する実態調査の結果
また同社はオーナーズブックの女性会員にソーシャルレンディング投資に関する意識調査を行い、女性投資家の実態について公表しています。※2
投資運用している商品は定期預金が最も多く、次いで株式投資、投資信託と続いています。
あまり手間がかからないから便利といった声もあり、定期預金や投資信託と似たような性質にあることもソーシャルレンディング投資を始めるキッカケになっているのかもしれません。
人気の理由は1万円からの少額投資
実際にソーシャルレンディング投資を始めようと思った理由で多かった回答は、1万円などから少額で投資できるということでした。次いで新しい投資方法に興味があったから、比較的高い利回りが期待できるからといった理由が続いています。
ソーシャルレンディングへの平均投資額は10万円が36%
ソーシャルレンディング投資の平均投資額は10万円が36%となっています。3人に1人以上が1つの案件に対して10万円を投資していることになります。
また1万円〜5万円といった少額投資の割合も合計すると32%となっており、ソーシャルレンディング投資を始めてみたばかりの層も多くいる実態がわかるアンケート結果でした。
ソーシャルレンディグ投資家の実態について
ここまでソーシャルレンディング投資のアンケート結果を見てきました。
以降は実際にソーシャルレンディング投資実績やポートフォリオを公開しているブロガーの具体的な例を見ることで、ソーシャルレンディング投資家の実態を深掘りしてみましょう。
ソーシャルレンディグ投資で実際にかかる手間
ソーシャルレンディング投資は株式投資やFXと比べると手間がかからない印象がありますが、実態はどのくらいの時間が割かれるのでしょうか。
ソーシャルレンディング投資家10人からヒアリングした結果、1ヵ月平均で5〜6時間、1日あたり10〜12分ほどかかっているとのことでした。
情報収集やファンド選定で多くの時間が割かれているようですが、株式投資に比べると手間がかかっていないと考えられます。
株式投資は投資する企業の財務状況や成長性、日本・世界の経済関連ニュースなどさまざまな判断材料を揃えて継続的に分析する必要があります。
株式投資と比較すると、ソーシャルレンディングは投資した後は運用終了までほぼなにもしないため、手間もかからず高い利回りで運用できるのが特徴といえるでしょう。
【ソーシャルレンディング投資の手間について詳しく知りたい方はこちら】
・ソーシャルレンディング投資はどれくらいの手間がかかる?投資家10名に聞いてみた
ソーシャルレンディグ投資家のポートフォリオ例
ソーシャルレンディング投資でどれほどの利回りを得ているのか、ソーシャルレンディング投資家のポートフォリオを見ながらその実態を紹介します。
5人のソーシャルレンディング投資家にヒアリングしたところ、平均利回りは7.8%〜9.1%、運用期間は15ヵ月〜16ヵ月でした。
また事業者やテーマの分散投資をしっかり意識してソーシャルレンディング投資がされており、1つの事業者に30%以上の資金が集中していない、海外関連ファンドも20〜30%程度の比率で投資しているといった傾向がありました。
この5人のソーシャルレンディング投資家は投資金額も多く、ソーシャルレンディング投資を始めようとしている初心者の方には参考になりづらいかもしれません。
しかし、少ない資産でも分散投資を忘れず長期的にソーシャルレンディング投資を行えば、平均利回り約8%前後で安定的に資産を増やせる可能性が高いという実態が見えたのではないでしょうか。
【ソーシャルレンディング投資家のポートフォリオについて詳しく知りたい方はこちら】
・ソーシャルレンディング投資家ブロガー5人のポートフォリオを分析
まとめ
アンケート結果やヒアリングをもとにソーシャルレンディング投資家の実態を調査しましたが、新しい投資方法で比較的高い利回りなど若い世代の関心度の高さがうかがえました。
また少額投資や分散投資などソーシャルレンディング投資家が実際に投資してる例を見ることで、これからソーシャルレンディング投資を始めようとしている方は少しでもソーシャルレンディングで投資するというイメージができたのではないでしょうか。
【ソーシャルレンディング投資を始めるならこの記事をチェック】
・ソーシャルレンディングの始め方。口座開設方法や審査内容について
※1:【投資に関する実態調査】フィンテックで多様化・分散化する20代、30代の投資傾向~ソーシャルレンディングは20代の74%が関心を示す~
※2:【ソーシャルレンディングに関する女性投資家の実態調査】利用者数は前年比4倍増、約9割が20代〜50代の働く女性
ソーシャルレンディング投資家の実態を徹底調査しました
株式投資やFXなどは長年ある投資方法のため、個人でも解説や実績などを公開している人が多くいます。しかしソーシャルレンディングは近年登場した新しい投資方法です。まだ個人ではなかなか実績まで公開している方は少ないでしょう。
今回はソーシャルレンディング投資家はどのくらいの実績を出しているのか、どんな投資をしているのかなどの実態を調査しました。
目次
ソーシャルレンディング投資の認知度は高いのか?
ソーシャルレンディングは市場規模も拡大しています。それに伴って世間の認知度も高まっていると考えられます。
しかしながら本当にソーシャルレンディング投資が一般化しているかというとまだ道のりは遠いといった印象です。
不動産特化型ソーシャルレンディングのオーナーズブックを運営しているロードスターキャピタル株式会社が投資に関するインターネット調査を行った結果、ソーシャルレンディングは50代以下の層において、50%以上の人が興味関心を持っていることがわかりました。また20代では74%と高い割合を示していました。※1
特に20・30代の若い世代では株式投資や投資信託といった昔からある金融商品のみならず、ソーシャルレンディングやビットコイン、ロボアドバイザーなど多様な投資をしている実態がわかる結果となりました。
ソーシャルレンディングの女性投資家に関する実態調査の結果
また同社はオーナーズブックの女性会員にソーシャルレンディング投資に関する意識調査を行い、女性投資家の実態について公表しています。※2
投資運用している商品は定期預金が最も多く、次いで株式投資、投資信託と続いています。
あまり手間がかからないから便利といった声もあり、定期預金や投資信託と似たような性質にあることもソーシャルレンディング投資を始めるキッカケになっているのかもしれません。
人気の理由は1万円からの少額投資
実際にソーシャルレンディング投資を始めようと思った理由で多かった回答は、1万円などから少額で投資できるということでした。次いで新しい投資方法に興味があったから、比較的高い利回りが期待できるからといった理由が続いています。
ソーシャルレンディングへの平均投資額は10万円が36%
ソーシャルレンディング投資の平均投資額は10万円が36%となっています。3人に1人以上が1つの案件に対して10万円を投資していることになります。
また1万円〜5万円といった少額投資の割合も合計すると32%となっており、ソーシャルレンディング投資を始めてみたばかりの層も多くいる実態がわかるアンケート結果でした。
ソーシャルレンディグ投資家の実態について
ここまでソーシャルレンディング投資のアンケート結果を見てきました。
以降は実際にソーシャルレンディング投資実績やポートフォリオを公開しているブロガーの具体的な例を見ることで、ソーシャルレンディング投資家の実態を深掘りしてみましょう。
ソーシャルレンディグ投資で実際にかかる手間
ソーシャルレンディング投資は株式投資やFXと比べると手間がかからない印象がありますが、実態はどのくらいの時間が割かれるのでしょうか。
ソーシャルレンディング投資家10人からヒアリングした結果、1ヵ月平均で5〜6時間、1日あたり10〜12分ほどかかっているとのことでした。
情報収集やファンド選定で多くの時間が割かれているようですが、株式投資に比べると手間がかかっていないと考えられます。
株式投資は投資する企業の財務状況や成長性、日本・世界の経済関連ニュースなどさまざまな判断材料を揃えて継続的に分析する必要があります。
株式投資と比較すると、ソーシャルレンディングは投資した後は運用終了までほぼなにもしないため、手間もかからず高い利回りで運用できるのが特徴といえるでしょう。
【ソーシャルレンディング投資の手間について詳しく知りたい方はこちら】
・ソーシャルレンディング投資はどれくらいの手間がかかる?投資家10名に聞いてみた
ソーシャルレンディグ投資家のポートフォリオ例
ソーシャルレンディング投資でどれほどの利回りを得ているのか、ソーシャルレンディング投資家のポートフォリオを見ながらその実態を紹介します。
5人のソーシャルレンディング投資家にヒアリングしたところ、平均利回りは7.8%〜9.1%、運用期間は15ヵ月〜16ヵ月でした。
また事業者やテーマの分散投資をしっかり意識してソーシャルレンディング投資がされており、1つの事業者に30%以上の資金が集中していない、海外関連ファンドも20〜30%程度の比率で投資しているといった傾向がありました。
この5人のソーシャルレンディング投資家は投資金額も多く、ソーシャルレンディング投資を始めようとしている初心者の方には参考になりづらいかもしれません。
しかし、少ない資産でも分散投資を忘れず長期的にソーシャルレンディング投資を行えば、平均利回り約8%前後で安定的に資産を増やせる可能性が高いという実態が見えたのではないでしょうか。
【ソーシャルレンディング投資家のポートフォリオについて詳しく知りたい方はこちら】
・ソーシャルレンディング投資家ブロガー5人のポートフォリオを分析
まとめ
アンケート結果やヒアリングをもとにソーシャルレンディング投資家の実態を調査しましたが、新しい投資方法で比較的高い利回りなど若い世代の関心度の高さがうかがえました。
また少額投資や分散投資などソーシャルレンディング投資家が実際に投資してる例を見ることで、これからソーシャルレンディング投資を始めようとしている方は少しでもソーシャルレンディングで投資するというイメージができたのではないでしょうか。
【ソーシャルレンディング投資を始めるならこの記事をチェック】
・ソーシャルレンディングの始め方。口座開設方法や審査内容について
※1:【投資に関する実態調査】フィンテックで多様化・分散化する20代、30代の投資傾向~ソーシャルレンディングは20代の74%が関心を示す~
※2:【ソーシャルレンディングに関する女性投資家の実態調査】利用者数は前年比4倍増、約9割が20代〜50代の働く女性