ソーシャルレンディング事業者の中でも不動産を中心としたファンドを扱っているトラストレンディング。営業者報酬を明記するなど特徴的なソーシャルレンディング事業者ですが、これまでの実績は実際どのようなものになっているのでしょうか。
今回はトラストレンディングの実績について解説します。
トラストレンディングを運営するエーアイトラスト株式会社に対し、2018年12月14日付けで行政処分が行われました。詳しくはこちらをご覧ください。
目次
トラストレンディングのファンド実績
トラストレンディングに掲載されているファンドは、不動産担保が多く、債券担保をしているファンドも登場しています。これらのファンド実績を以下で解説します。
ソーシャルレンディング業界でも高利回りの事業者
トラストレンディングの平均利回りは約10%で、業界の平均利回り約8%よりも高く、ソーシャルレンディング業界でも上位になります。また最高だと14%の利回りがあるファンドが掲載されていたこともあり、高い利回りであることが伺えます。
累計応募額は25億円超、償還実績も10億円超
2017年10月時点で累計応募額は25億円を超え、そのうち10億円超がすでに償還されており、着実に運用されていることがわかります。
ファンドの貸し倒れは発生していない
トラストレンディングのサービスが開始して以来、毎月1件以上はファンドの募集があり、2017年9月時点では累計80本あります。そのうち30件のファンドが運用終了しており、公表されているファンドの貸し倒れは確認できていません。
トラストレンディングの運営会社の実績
金融関連で幅広い事業を展開している
トラストレンディングを運営しているエーアイトラスト株式会社(旧:株式会社トラストファイナンス)は、金融コンサルティングや金融関連ソフトウェア開発、M&Aアドバイザリーなど金融関連のさまざまな事業を行っています。
2005年からノンバンク・信販会社向けの顧客管理システムの販売を開始し、貸金業や第二種金融取扱業、個別信用購入あっせん業に登録。事業者金融事業、信販事業、ソーシャルレンディング事業などを手がけています。
財務状況が公開されている
エーアイトラスト株式会社(旧:株式会社トラストファイナンス)は直近3期分の財務推移を公開しています。
ソーシャルレンディング事業者を信用できるかどうかの判断材料として財務状況は大きな要素の一つです。財務状況を公開していないソーシャルレンディング事業者も多いため、資本金、純資産、当期純利益の3つがあるだけでも同社での投資における判断材料に役立つでしょう。
豊富な経験をもつ運営メンバー
2017年には大蔵省(現:財務省)のキャリアをもつメンバーを取締役や顧問に採用して運営体制を整えており、専門性に加え、豊富な人脈から各部門を強化し、不動産以外の安全性の高い商品開発を進めています。
こうした運営体制並びにコンプライアンス強化も事業者を信用できるかどうかの判断材料になるでしょう。
まとめ
利回りの高さも注目でしたが、財務状況の公開や運営体制など事業者として信用できるかどうかといった部分もしっかり対応しているようです。
トラストレンディングの実績を調査しましたが、セミナーではより詳細な内容が解説されているので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
【トラストレンディングについてもっと詳細を知りたい方はこちら】
・トラストレンディングセミナーレポート