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クラウドリアルティとは
クラウドリアルティは特徴的なファンドが魅力のソーシャルレンディング事業者です。
クラウドリアルティの設立は2014年。実績はこれから重ねていく段階です(2018年1月末時点)。
今回はクラウドリアルティに関して、どういった事業者なのか、評判や口コミにはどのようなものが見られるのかなどを調査しました。
クラウドリアルティの良い評判
まだ多くのファンド募集実績は無いものの、クラウドリアルティのファンドそれぞれを見ると、17,400万円と多くの投資資金を集めているファンドもあります。
ファンドの募集実績は5件と少数ながらも、これだけの資金を投資家が同社に投資しているということです。
それではクラウドリアルティの評判や口コミを見ていきましょう。
【良い評判1】独特なファンドを提供
クラウドリアルティがこれまでに募集したファンドを見ると、海外の不動産案件のほか、「京町家の取得を目的とした」ファンドなど、ユニークなものもあり、こうしたファンドが評判となっています。
例えば注目を集めたものでは、「渋谷区にある保育園、シェアハウス併設型設備の事業用の資金を事業者に融資をする」ファンドがありました。
他社では同様のファンドは見られず、クラウドリアルティならではの特徴あるファンドと言えます。
融資期間は長く設定されていますが、利回りも8%と低くはありません。
投資家にも有望な投資と見られたのか、17400万円と多くの資金を集めることに成功。
さらに保育所を展開する場所も公開されており、渋谷区上原という渋谷区内でも待機児童の多い場所となっています。
ファンドの透明性、具体性が比較的高いう点も投資の上での安全面、信頼性を上げ、評判に貢献しているでしょう。
こうした独特な対象がクラウドリアルティの評判、口コミとなっていると考えられます。
【良い評判2】海外のファンドも提供
クラウドリアルティは海外の不動産担保、不動産運用ファンドも評判です。
例えば、過去の募集したファンドの一つとして北ヨーロッパの小国であるエストニアのファンドがあります。
国外のソーシャルレンディングファンドに投資をして、リスク分散を図りたいという投資家にとっては、評判となるのではないでしょうか。
まだファンドの数は少ないながらも、こうした多様なファンド展開が、クラウドリアルティがへの投資を検討することに繋がっているようです。
【良い評判3】ファンドの運用条件が公開されている
クラウドリアルティはファンドの運用条件が明らかである点が評判です。
ソーシャルレンディングにおいて人気が高く投資家が重要するポイントの1つに利回りの高さがあります。
しかし、利回りが高いことは当然融資を受ける側にとってはリスクにもなります。
利回りが高ければ、貸出金利も利回り以上の水準となるため、借り手企業としては負担にもなります。
もし返済が滞れば、貸し倒れが発生する可能性もあります。
そこで利回りの上に、ソーシャルレンディング会社がどれだけの利益を得ているかがわかれば、融資を受ける側の実質的な返済金利がわかり、投資家にとってはリスクの把握に役立ちます。
クラウドリアルティは運用手数料も記載されています。
例えば京都馬町町家ファンドであれば、融資金額3200万円のうち、弊社運用手数料は元本に対して年率2.0%、そして同社成果報酬は想定利回り(IRR)8.0%を超過する収益の20%分、と記載されています。
この数字を見れば利回り8%の上に、どれだけクラウドリアルティが利益を得ているか投資家が把握できます。
こうした情報公開の姿勢は運営会社としての信頼性という意味で評判になり、良い口コミにもつながるのではないでしょうか。
豊富な資金調達実績
クラウドリアルティはみずほキャピタルをはじめとする、多くの機関から資金調達を行なっています。2018年2月時点までには、以下の調達先からの資金調達を行なっています。
・三菱地所
・新生企業投資
・新生銀行
・みずほキャピタル
・SBI FinTechファンド
・三菱UFJフィナンシャル・グループ
資金調達発表に関するリリースでは、以下のような各株主とのシナジー効果を実現したいとしています。
・不動産プロジェクトや発行体の開拓
・金融プロダクト・スキーム開発
・ノンリコースローンの活用
・証券発行・流通システム強化
・市場の制度設計
・海外への市場拡大
・投資家規模の拡大
・募集時のシンジケーション
投資型クラウドファンディング事業者の中でも、多くの新しい試みを見せているクラウドリアルティ。資金調達先との提携など、今後の様々な動きにも期待したいところです。
クラウドリアルティの他の評判
このように独特なファンドや情報公開の姿勢が良い評判となっているクラウドリアルティですが、他の評判や口コミがないのか見ていきましょう。
【他の評判1】最低投資金額が高め
クラウドリアルティは最低投資額が5万円であることから、初期投資に比較的ハードルがあるといった評判も見られます。
ソーシャルレンディング投資のメリットの中には、少額からの投資ができるという面があります。
しかし、クラウドリアルティの場合は、すべてのファンドで最低投資金額が5万円からとなっているため、初心者が少額で投資しづらい点があります。
【他の評判2】ファンドによっては運用期間が長い
クラウドリアルティでは、魅力的なテーマのファンドでも運用期間が長いファンドがあることが他の評判として確認されます。
クラウドリアルティのファンドを見ていくと、投資の運用期間が国内のものは全て36ヶ月となっています(2017年9月時点)。
市場によるものの、36ヶ月という期間はそのファンドテーマの市況が変わるリスクが比較的高くなります。
ソーシャルレンディングでは原則途中解約ができないため、市況次第では貸し倒れリスクが高まることが考えられます。
こうした点から、投資しづらいという評判、口コミもみられます。
【他の評判3】募集実績がまだ少ない
クラウドリアルティはまだ募集ファンドの実績が多くありません。
こうした点から、maneoなどの実績十分な事業者と比べると、不安であるという評判、口コミもあります。
2016年12月からファンドを募集開始し、これまでにファンド総数は5件です(2017年9月時点)。
投資家にとっては「投資をしたくてもできない」という場合が考えられます。
一方で、投資家に好まれる堅実なファンド組成を心がけているとも考えられます。
募集実績の少なさは、投資家や事業者次第で大きく異なるでしょう。
クラウドリアルティの評判・口コミまとめ
クラウドリアルティは、ソーシャルレンディング業界の中でも特徴的なファンドを提供しています。
投資ファンドのユニークさや分散投資をしたい投資家にとっては、評判も見られます。
一方、まだファンド数は少ないため、その点が投資家にとっては魅力を感じないという評判もみられます。
クラウドリアルティの口座開設方法
クラウドリアルティの口座開設の流れは以下の通りです。基本的には口座開設申請から1週間以内に手続きが完了します。
- 会員登録
- 投資家登録
- 投資家審査
- ハガキの受け取り
- 入金
- 投資実行
なお、口座開設にかかる費用はありません。本人認証キーが記載されたハガキは簡易書留にて送付されます。
この受け取り日次第で、投資家登録の完了までにかかる日数は異なる点に留意してください。
クラウドリアルティのセミナー情報
クラウドリアルティのセミナーは他の投資型クラウドファンディング事業者と比べて、ファンドの資金需要者がセミナーに参加することがある点が特徴的です。
加えて、セミナーによっては投資家懇親会が開催されており、 クラウドリアルティの関係者だけではなく、投資家同士が情報交換できる点も珍しいでしょう。
セミナーは不定期に開催されていますが、最新情報はクラウドリアルティのWebサイトにて確認してください。
【クラウドリアルティ 鬼頭社長のインタビューはこちら】
・クラウドリアルティ 鬼頭社長インタビュー