初めまして。SALLOWと申します。
「ソーシャルレンディング投資記録」というブログの管理人です。
ブログはその名前通り、自分自身のソーシャルレンディングへの投資記録を綴ったり、なるべく客観的に案件を紹介したりしています。
今回は私の投資歴、ソーシャルレンディング投資との出会い、現在の投資額や累計利益といった実績について紹介したいと思います。
ソーシャルレンディング投資をしていない方には、決して怪しい投資ではないという事を知っていただく一助となれば嬉しいです。
また、既に投資を行っている方には、こんな投資をしている人間もいるのだとご笑覧いただければ幸いです。
目次
私の投資遍歴
ソーシャルレンディングに出会うまでの私は、中長期的な株取引や投資信託、外貨債券などありきたりな投資を行っていました。
投資成績は好調とは言い難く、好景気である程度儲けたこともあれば、リーマンショックや新興国通貨の下落をまともに受けて大幅な損失を被ったこともありました。
そんな中、私の投資で唯一成功したのは、2012年の衆議院解散の時です。
「ここしかない」と感じた私は、手元の資金の大部分を株や投信、外貨に変えて投資額を増やし、2014~5年のバズーカ第2弾にかけてその大半を売却し、利益を得ました。
「それなら大成功じゃないか」と思う方もいるかもしれません。
確かに結果だけを見たら投資は成功しています。しかし、この大規模な売買が終わった後の私は、どっと疲れを感じていました。
ついつい気になり、日々の値動きを追いかけた末に一喜一憂していたことがその原因です。
その時に「ああ、株や投信や外貨は自分には合っていない投資なんだ」と思うようになりました。
ソーシャルレンディングとの出会い
大規模な取引と前後するように、2012年頃のある日、私はSBIソーシャルレンディングの存在を知りました。
これが、私とソーシャルレンディングとの出会いです。
最初はどういう金融商品なのかが分からず、訝しんだ覚えがあります。
なにせ国債の利回りが0コンマ数%、劣後社債でも1~2%というご時世です。
それが、その当時のSBIソーシャルレンディングの案件では利回り2~4%程度を得られるといいます。訝しむ方が自然でしょう。
ただ、良くスキームを調べてみると、何らかの事情で銀行からの融資をしない案件に対し、不動産や証券などの担保を取ってお金を貸すというものでした。
※「できない」ではなく、「しない」がポイントです。銀行から融資を受けた方が条件的に不利になるという場合も、世の中には少なくありません。
会社にお金を貸す社債に比べ、会社という後ろ盾はありませんが、ファンドによっては不動産や証券という担保が保全性を高めています。
さらに大手SBIが運営しているという点が安心感を増し、まずは10万円を投資することにしました。
これが私のソーシャルレンディングへの初めての投資です。
【SBIソーシャルレンディングについて詳しく知りたい方はこちら】
・【最新情報】SBIソーシャルレンディングってどうなの?評判や口コミはどうなのか?実績付きで解説
ソーシャルレンディング投資に注力し、投資額を増やしていく
SBIソーシャルレンディングに初めて投資をしたのは2012年の12月頃。それから1年の間にAQUSH、maneoの口座を開きました。
※当時、ソーシャルレンディングの事業者はこの3社しかありませんでした。
投資してみた後、分配金がしっかりと支払われる事を確認し、少しずつ投資額が増えていきます。
それにつれて分配額も増え、新しいソーシャルレンディング事業者がサービスを開始するとさらに口座を開設する、という事を繰り返していきました。
気付けば、現在のソーシャルレンディング投資歴は5年。この5年間で投資額はどんどん増えていき、今ではほとんどの投資用資金をソーシャルレンディングに投入しています。
振り返ると、ずいぶんと水が合った投資方法だったのだなと思います。
現在のソーシャルレンディング運用状況
現時点で、私のソーシャルレンディング運用状況は下記の通りです(2017年8月)。
- 24の事業者に口座開設を行い、うち22社に投資を実施
- 合計投資額:約7,000万円
- 月々の税引後所得:約30万円
- 累計利益:約480万円
- 業者ごとの投資額TOP5:maneo(約1,090万円)、SBIソーシャルレンディング(約730万円)、LCレンディング(約730万円)、クラウドバンク(約660万円)、オーナーズブック(約470万円)
※正確には不動産投資型クラウドファンディング事業者2社を含みます
なお、みんなのクレジットにも144万円を投資しており、仮に元本が全損したとすると、累計配当金を差し引いて120万円程度の損害が出ます。
しかし、それでも累計黒字を考えれば投資は成功していると言えるでしょう。
【ソーシャルレンディング事業者一覧はこちらから】
・どこがおすすめ?日本のソーシャルレンディング事業者・企業の一覧をまとめてみた
ソーシャルレンディング投資が合った理由
上記の通り、今はソーシャルレンディングにほぼ全力投資をしている状況です。
なぜそこまで私とソーシャルレンディングが合ったのでしょうか。理由は次の3点だと思いつきました。
- 1.日々の値動きに一喜一憂することなく、着実なインカムゲインが得られる
- 2.資金の拘束期間が比較的短い(数ヶ月~3年程度)
- 3.小口投資が可能で分散しやすい(数万円から投資が可能)
※ただし1.については、ソーシャルレンディングは日々の値動きがない代わりに、リスクが最後まで見えにくいだけで、元本が損失を受ける可能性は他の投資商品と変わりません。
おわりに
ソーシャルレンディングには、これまでの金融商品にはなかった以下のような長所があります。
- インカムゲイン商品の中で比較的利回りが高い。また少額投資が可能で拘束期間も長くない
- 日々の値動きがなく、着実なインカムゲインが得られる
- 株やFXの経験も不要で、再現性が高い(誰かと同じ投資をすれば、ほぼ確実に同じ収益が得られる)
- 最先端の投資であり、今後の発展が見込まれる
もちろん短所としては、事業者の安定性に問題があったり、匿名性のためリスク判断が困難だったりといくつか挙げられます。
ただ、どんな商品・サービスも黎明期は不安定なもので、そこから少しずつ改善されていくものでしょう。
超低金利政策の継続と、無理のあるインフレターゲットの設定。
ただ預金で持っているだけでは、実質資産の目減りは目に見えています。
であれば、手持ちの余裕資金のほんの一部だけでもソーシャルレンディングに投資してみるという選択肢はいかがでしょうか。
ソーシャルレンディングが株やFXなどと大きく異なるところとして、「投資家同士は競争相手ではない」というものがあります。
人気の案件でたまに申し込み競争が起こることはありますが、基本的には投資家同士の利害は一致しており、共同できる関係性です。
これは、これまでの金融商品と大きく異なるところではないでしょうか。
そんな商品に投資している身として、もっと多くの人に投資の裾野が広がり、ソーシャルレンディング業界が健全に発展していく事を願っています。