短期運用ができるソーシャルレンディング事業者をご紹介

短期運用ができるソーシャルレンディング事業者をご紹介

ソーシャルレンディングにて投資できる案件は、短期の場合1ヶ月、長期の場合は3年間まで、幅広い運用期間がみられます。
各ソーシャルレンディング事業者の安全性を確かめるためにも短期の案件を求める投資家は多いようです。

今回は、6ヶ月までを短期のファンドとして、募集があるソーシャルレンディング事業者をご紹介します(2017年3月27日時点、サービス開始順)。

maneo(マネオ)

maneo(マネオ)

maneo(マネオ)は、2008年10月に日本で初めてソーシャルレンディングサービスを開始した業界のリーディングカンパニー。
これまでの募集金額の実績は他のソーシャルレンディング事業者に大きく差をつけています。
株主には、GMOクリックホールディングスやVOYAGE VENTURES、SMBCベンチャーキャピタルなどが名を連ねています。

そのmaneo(マネオ)では、現在運用期間3ヶ月以内の投資案件で募集が行われています。
例えば、「成立ローン総額800億円突破記念ローンファンド25号」が該当します。

ソーシャルレンディング事業者は成立ローンの累計金額を記念したファンドで、短期間の案件を出すことがあります。
実際に、maneo(マネオ)では運用期間1ヶ月で年利回り9%と、短期かつ高利回りのファンドが見られます。

クラウドバンク

クラウドバンクの口座開設方法
第一種金融商品取引業者としては国内初のソーシャルレンディングを開始した日本クラウド証券株式会社のクラウドバンク。

不動産や再生可能エネルギー、マイクロファイナンスなど多様なファンドを取り扱っているのが特徴です。

運用期間が6ヵ月以内のファンドも多く、風力発電ファンドや中小企業支援型ローンファンドなどでよく見られます。最低投資額も1万円からとなっており、短期運用で少額投資が可能なソーシャルレンディングサービスといえます。

LCレンディング

LCレンディング

LCレンディングは、JASDAQに上場しているLCグループの企業が運営しています。
ファンドによってはLCホールディングスの保証が付いているなど、LCグループ独特のファンドがみられます。

案件の運用期間は短期の場合は3ヶ月や6ヶ月のファンドがあります。

ガイアファンディング

ガイアファンディングは海外の不動産ファンドに特化しているのが特徴です。全案件に不動産担保と為替ヘッジが付いています。

運用期間は比較的ばらつきがありますが、あまり短期運用(6ヵ月)のファンドはありません。しかし、4ヶ月や5ヵ月といったファンドがたまに出るため、短期運用ができるソーシャルレンディングではあります。

国内案件だけでなく、海外案件で短期運用をしたい方はチェックしておくとよいかもしれません。

※ガイアファンディングではほぼ全てのファンドで返済遅延となっています(2018年11月22日時点)。詳細はこちらをご覧ください。

クラウドリース

クラウドリース

クラウドリースは、2016年2月にオープンしたソーシャルレンディング事業者です。

不動産案件が中心のソーシャルレンディング業界の中で、店舗ビジネスの事業性資金に特化しているという独自性があります。
事業性資金とは、事業者等に対する運転資金や事業資金支援のための融資のことです。

クラウドリースでは、キャンペーンファンドの場合は2ヶ月など非常に短期の案件がみられます。
キャンペーンファンド以外でも6ヶ月ほどの案件が多くみられます。

案件の中身や分散投資を考慮する必要はありますが、短期案件を探している方にとっては候補が多いソーシャルレンディング事業者かもしれません。

スマートレンド

スマートレンドは融資事業や保証事業を行う企業への融資に特化しているソーシャルレンディング事業者です。
直近では、海外にて消費者金融事業を行う企業への融資が多いようです。

これらの運用期間は3ヶ月や6ヶ月と、短期のものが多くみられます。

分散投資という観点では、同一の融資先のファンドに投資を集中させることは避けるべきですが、短期のファンドを探している方やスマートレンドの安全性を投資を行うことによって確認したいという場合は選択肢のひとつとなるかもしれません。

キャッシュフローファイナンス

キャッシュフローファイナンス

キャッシュフローファイナンスは、コインランドリーファンドなど特徴のある案件もみられる、不動産案件を中心としたソーシャルレンディング事業者です。
また、ソーシャルレンディングでは東京の案件が多くみられるものの、日本国内様々な場所の案件を展開している点も特徴です。

キャッシュフローファイナンスではキャンペーンのみならず短期の案件が多くみられます。運用期間は短いものであれば3ヶ月や6ヶ月のものもあリます。

アップルバンク

アップルバンクは2017年4月にソーシャルレンディングサービスを開始した事業者です。

不動産担保がある事業性ファンドを始め、給与前払いシステム事業など特徴的なファンドがあります。

運用期間は比較的短めなものが多く、6ヵ月以内のファンドが大半を占めており、短期運用ができるソーシャルレンディングサービスといえるでしょう。

グリーンインフラレンディング

グリーンインフラレンディングはソーシャルレンディング業界でも比較的利回りが高い案件が多いのが特徴です。

また再生可能エネルギーファンドに特化しており、太陽光発電事業、バイオマス発電事業などが掲載されています。

運用期間は比較的ばらつきがありますが、4ヶ月や6ヵ月のファンドも掲載されているため、短期運用が可能といえます。

※グリーンインフラレンディングでは新規ファンド募集が一時停止しています(2018年6月21日現在)。詳しくはこちらをご覧ください。

まとめ

ソーシャルレンディング案件の運用期間は様々です。短期のファンドを好む方も長期のファンドを好む方もいるでしょう。

今回は運用期間が短期の案件を中心にご紹介しましたが、ソーシャルレンディング投資においては分散投資や担保などに注意が必要です。