不動産事業を行う借り手企業へ融資を行うファンドが多くみられるソーシャルレンディング。
クラウドリースは他のソーシャルレンディング事業者とは異なった事業融資を行う、特徴的なソーシャルレンディング事業者です。
国内にある比較的大手のソーシャルレンディング事業者と異なり、クラウドリースは積極的な広報活動は行なっていないようにみえます。
そのため投資を検討している方にとっては「クラウドリースがどんな会社なのか」「実績はどのくらいあるのか」など気になる方も多いでしょう。
今回はそんな方達向けに、クラウドリースの特徴などを解説していきます。
目次
クラウドリースとは
クラウドリースは数ある国内ソーシャルレンディング会社の一つです。
飲食店やアミューズメント系の事業融資を中心とした独特な投資案件が多く、特徴的な投資案件を求める投資家に評判を得ています。
不動産系の事業者が多い中、比較的ユニークな同社は、不動産市場が崩れてしまった際の市場リスクを考慮した際などに、投資の選択肢ともなり得るでしょう。
クラウドリースの実績
そんなクラウドリースはこれまでの投資実績を一部公開しています。
ソーシャルレンディングは投資のためリスクもあり、それはクラウドリースも同様です。
とはいえ、できる限りリスクの高い事業者への投資は避けたいもの。
信頼性の1つの指標として、これまでに償還実績・分配実績があるかという部分を確認する方も多いでしょう。
2017年11月時点において、クラウドリースはこれまでに50億円超の資金を集めています。
これは投資家からこれだけの金額を集めているということであり、一つの指標になるかもしれません。
これまでに運用しているファンドの中で、すでに償還・分配が完了しているものは、60%ほど。
金額にして、27億円超を返済しています。
実績として返済が行われていることは、投資検討の一つとなるかもしれません。
クラウドリースの良い評判
創立からまだ2年も経っていないクラウドリースですが、これまでに1100以上の案件を投資家に提供。分配金も20億円を超える実績を誇っています。
短期間でこれだけの投資を集めた人気の背景には、一体どんな要因があったのでしょうか。クラウドリースに投資をしている人の評判や口コミを見てみましょう。
なお、クラウドリースはブログで情報発信を行なっています。
セミナーでの質問やクラウドリースについて書かれているため、よりクラウドリースについて知りたいという方は目を通して見てはいかがでしょうか。
【クラウドリースのブログはこちら】
・クラウドリースオフィシャルブログ
評判1:少額から投資可能
クラウドリースは最低2万円からの投資が可能です。まずはソーシャルレンディング投資やクラウドリースへの投資を試したいという方にとっては、少額投資が可能という点が評判となるようです。
投資は資金を増やすために一定のリスクを持つため、最低投資金額が高いと投資家にとっては投資しづらくなってしまいます。
まずはソーシャルレンディングを試したい人やまだ大きな金額の資金を運用できない方にとって少額から投資できる点は評判となりやすいでしょう。
評判2:特徴のあるファンド
クラウドリースは今までに1000件以上の案件を募集しており、そのほとんどを飲食店やアミューズメント業界への事業資金融資が占めています。
案件の借り手企業は、パチンコやスロットなどのサービスを展開する会社が多い状況です。
不動産案件が多いソーシャルレンディング業界の中でも特徴的な事業性資金系のファンドのため、分散投資の観点からは有用と考えられます。
アミューズメント関係の事業というと、担保的な価値として安全性が低い、評価が一定しないのではないかと危惧をする人もいるでしょう。
しかし、クラウドリースは不動産を担保に設定していない代わりに、約束手形や動産所有権移転留保を保証に設定しています。
一定の保全性を図っている姿勢は良い評判となるかもしれません。
※保証や担保があっても貸し倒れなどが発生する可能性はあります。
評判3:これまでに貸し倒れは無い
クラウドリースの案件ではこれまでに貸し倒れはありません(2017年8月末現在)。
評判4:キャンペーンによる高い利回り
さらに利回りはプレミアムキャンペーンであれば、9~11%と業界平均よりも高い案件がみられます。
3ヶ月や4ヶ月などの短期間の融資案件も多いので、高利回りかつ短期で資金が回収できる安全性を期待できる両面を兼ね備えたものになります。
クラウドリースの他の評判
クラウドリースの現在の登録投資家数は約1700人となっています。それでも様々な評判や口コミがみられます。
ここからはクラウドリースの他の評判や口コミを探りましょう。
評判1:クラウドリースのみでは分散投資がしづらい
ソーシャルレンディング投資を行う上では、安全性の確保、リスクヘッジのために様々な会社や案件に分散投資を行うことが大切です。
投資先やテーマを絞ってしまうと、その会社が倒産や案件の貸し倒れがおきた時に一気に資金を失ってしまう可能性があります。
クラウドリースの案件を見ると、投資先の大半がアミューズメント企業に限られているので、事業の種類として分散が難しいのでは、という評判・口コミもあります。
ソーシャルレンディング投資においてはファンドテーマの分散や事業者の分散を意識しましょう。
評判2:事業性資金が心配との評判・口コミも
「アミューズメント関連の企業への投資ばかりなので興味がない。そうした事業に投資をしたくない」と、クラウドリースへの投資に不安を感じたり、事業スタイルに違和感を覚えたりする投資家もいるようです。
一方でクラウドリースの安全性を懸念する声の中に、返済が遅延したというメールが多数送られてきたというものもありました。
実際にはオペレーション的なミスだったということですが、それでもそういった文面が用意されていたという点や業務ミスという点は信頼性・安全性を問う評判や口コミにつながっているようです。
クラウドリースの評判・口コミまとめ
クラウドリースはソーシャルレンディング事業者の中でも特徴的な事業者です。
また、募集額は多くはないものの、案件数は多く投資機会も多いと考えられます。
特徴的なテーマに興味があり、分散投資をしたいという投資家の方が選択しているようです。
クラウドリースの手数料
投資には手数料がつきものですが、ソーシャルレンディングも同様です。ただし、ソーシャルレンディングサービスの中でも、手数料は各社異なることがあるので確認しておきましょう。
クラウドリースには主に、振込手数料と払戻手数料がかかります。なお、投資口座の管理や事務手数料はかかりません。
分配金が入金されると、つい引き出したくなる気持ちになるかもしれませんが、資金を引き出す度に手数料がかかってしまいます。直近で分配金が入金されるとわかっている場合は、まとめて引き出した方がお得でしょう。
また、投資金額もまとめて入金した方が、総手数料を抑えられます。クラウドリースへの投資額を増やすことがわかっている場合は、事前にまとめて入金しておくことも検討しましょう。
クラウドリースのセミナー
クラウドリースのセミナーはmaneo社と合同で行なっています。
セミナーではmaneoに限らず、LCレンディングやアップルバンクなど、maneoファミリー(maneoが募集取り扱いを行う事業スキームのサービス)が集って行われています。
セミナーに参加することで、運営に携わる方々の声を聞き、投資をするかどうか判断する方もいます。最新の開催情報はmaneoのセミナーページに記載があります。
クラウドリースのセミナーに参加したい方は定期的に確認しておくと良いでしょう。
クラウドリースの口座開設方法
クラウドリースの口座開設のおおまかな流れは以下の通りです。
- 会員登録
- 投資家申請
- 本人確認書類の提出
- 投資家キーが記載されたクラウドリースのハガキを受け取る
- 預託金口座へ投資金を振り込む
- 任意のファンドに投資実行
このうち、会員登録から、投資家申請・本人確認書類の提出まではおよそ10分ほどで可能です。本人確認書類の提出が済み、ハガキを受け取るまでは1週間以内であることがほとんどです。
この際、送られてくるハガキは書留郵便なので、直接受け取れるようにしましょう。
ハガキを受け取ったら投資金を振り込み、投資に移りますが、入金金額の反映は最大で1日程度要します。だいたい11時、14時、17時を目安に投資金額の反映がされます。なお、投資実行には手間はかかりません。
【クラウドリースについて詳しく知りたい方はこちら】
・クラウドリースの特徴やリスクについて
※こちらの記事の情報を用いて行うすべての行動やそのほかに関するご判断は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。