日本国内で運営されているクラウドファンディングサービスについて、それぞれの特徴をまとめています。気になるクラウドファンディングサービスがあったら、ぜひチェックしてみてください。
クラウドファンディングとは
Crowd(群衆)×Funding(資金調達)の造語で、一般的には特定のプロジェクトの起案者がインターネット上で不特定多数からお金を集める仕組みです。
2008年に融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)としてmaneo、2011年に購入型クラウドファンディングのReadyforが、日本国内で初めて登場しました。
クラウドファンディングの種類
クラウドファンディングには主に5つの種類があります
- 寄付型
- 購入型
- 融資型(ソーシャルレンディング)
- ファンド投資型
- 株式投資型
リターンがモノ・サービスだけであれば、寄付・購入型にあたります。しかし、それに加えて金利といったお金がもらえるような場合は、融資・ファンド投資・株式投資型といった分類になります。
【クラウドファンディングついて詳しく知りたい方はこちら】
クラウドファンディングとは|種類や歴史、メリット・デメリットまで
寄付型クラウドファンディングサイト
JAPAN GIVING
2001年に英国からスタートした寄付サイト「Just Giving」が2010年3月に日本に上陸しました。
国内最大のファンドレイジングサイトとして、クラウドファンディング機能やファンドレイザーの登録が可能になっているのが特徴です。
2017年8月時点で、約12,000件のプロジェクト、約21億円の寄付を集めています。
・JAPAN GIVINGのサイトはこちら
Readyfor Charity
国内初の購入型クラウドファンディングサイト「Readyfor」の寄付型として、2015年12月にリリース。
広島県・筑波大学・認定NPO法人フローレンスなどが資金調達を行っており、全国の非営利活動を支えるサービスとなっています。
・Readyfor Charityのサイトはこちら
Good Morning by CAMPFIRE
国内でも有名な購入型クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」の社会貢献特化型として、2016年10月にリリース。2017年1月より正式に寄付型を選択できるようになりました。※全てのプロジェクトが寄付型を選べるわけではなく、審査が必要になっています。(2017年8月時点)
またGood Morningのリリースから、7ヵ月で流通総額1億円を突破しています。
・Good Morningのサイトはこちら
ふるさとチョイス
自治体に寄付をすることで税控除やその地域の特産品がもらえるふるさと納税。その総合サイトとして、2012年9月にリリース。
全国1,788の自治体全てを掲載しており、掲載自治体数No.1の実績があります。(2017年6月時点)
またガバメントクラウドファンディングとして、2014年9月に特設サイトをリリース。寄附金の使い道がわかるといった特徴を活かして、さまざまな自治体がプロジェクトを実施しています。
・ふるさとチョイスのサイトはこちら
F×G(エフバイジー)
地域特化型の購入型クラウドファンディングサイト「FAAVO」から、ふるさと納税特化型として2016年7月にリリース。
参加自治体数は10、総支援金額は約1400万円を超えています。(2017年8月時点)
・F×Gのサイトはこちら
Coincheck(ビットコインで寄付)
仮想通貨取引所などを運営するCoincheckが2016年3月にビットコイン寄付型クラウドファンディングサイトをリリース。
ビットコインの特徴である、世界中からの即時寄付、安価な送金手数料、寄付先の透明性(ブロックチェーンの活用)といったものを活かしたサービスとなっています。
公益社団法人、認定NPO法人などがさまざまなプロジェクトを立ち上げています。
・Coincheckのサイトはこちら
購入型クラウドファンディングサイト
日本で有名なクラウドファンディングサイト
Readyfor
国内初の購入型クラウドファンディングサイトとして、2011年3月にリリース。
2017年3月時点でプロジェクト数6,152件、累計資金調達額37.8億円、総支援者数258,592人となっています。
社会貢献系のプロジェクトを中心に、寄付型のReadyfor Charity、ガバメントクラウドファンディングのReadyfor ふるさと納税、大学向けクラウドファンディングのReadyfor Collegeなどを展開しています。
・Readyforのサイトはこちら
CAMPFIRE
2011年6月にマイクロ・パトロン・プラットフォームCAMPFIREがリリース。クリエイター系を中心に社会貢献系や地域活性化系などさまざまなプロジェクトを掲載しています。
近年では、クラウドファンディングプラットフォーム「FAAVO(ファーボ)」「polca」、継続課金型コミュニティプラットフォーム「CAMPFIREファンクラブ」、評価型与信モデル融資「CAMPFIRE Bank」、コミュニティウォレット「Gojo」などを企画・開発・運営しています。
2019年1月時点では、プロジェクト数は18,000件、支援者数960,000人、流通総額約95億円となっています。
・CAMPFIREのサイトはこちら
MotionGalley
2011年7月にリリースされた、映画ジャンルを中心とした購入型クラウドファンディングサイト。
MotionGalleyをキッカケに東京国際映画祭、釜山国際映画祭、カンヌ国際映画祭などの映画祭へ作品が送り出されています。
・MotionGalleyのサイトはこちら
COUNTDOWN
2012年9月にアレックス株式会社がリリース。グローバルクラウドファンディングとして、英語対応や越境ECサイトのALEXCIOUSでの販売などができます。
その他、大手信販会社の株式会社ジャックスや日本ベンチャーキャピタル株式会社といった数々の企業と提携をしています。
・COUNTDOWNのサイトはこちら
Kibidango
2013年2月にクラウドファンディング×ECを組み合わせる新しい事業としてリリース。
Kickstarterの公式アンバサダー「Kickstarter Expert」の認定や知財特割サポートなどさまざまな機能を提供しています。
LINE PAYや楽天 PAYなど決済手段も豊富に揃っているのが特徴です。
・Kibidangoのサイトはこちら
GREEEN FUNDING
日本初のモール型クラウドファンディングとして、2013年4月にリリース。2015年7月にカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社と資本業務提携を行い、GREEEN FUNDING by T-SITEとしてブランドリニューアル。
Tポイントでの支援や蔦屋書店などでのイベント開催など、カルチュア・コンビニエンス・クラブのネットワークを活かして、プロジェクトをサポートしています。
・GREEEN FUNDINGのサイトはこちら
Makuake
株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディングが2013年8月にリリース。
飲食店や日本酒、ファッションなどさまざまなジャンルで国内資金調達金額No.1のプロジェクトを掲載しています。
近年では約1億2,330万円を集め、国内購入型クラウドファンディングのプロジェクトの中で、資金調達金額No.1となったglafitバイクのプロジェクトを出しました。
・Makuakeのサイトはこちら
大手企業運営のクラウドファンディングサイト
未来ショッピング
株式会社日本経済新聞社が株式会社新東通信、株式会社Relicと提携して、2016年11月にサービスをスタート。チケット購入型クラウドファンディングサイト「ENjiNE」のシステムを採用。
日経ネットワークを活用して、伝統工芸や地域活性化、エンターテイメントなどさまざまなジャンルのプロジェクトを掲載しています。
・未来ショッピングのサイトはこちら
A-port
株式会社朝日新聞社が2015年3月にリリース。映画や伝統工芸、地域活性化といったプロジェクトを掲載しています。
またアイドルグループSMAPが解散した際に、ありがとうのメッセージを伝えたいというプロジェクトをサポートし、資金調達に成功しました。国内購入型クラウドファンディングのプロジェクトの中で日本記録となる13,103人を記録しています。(2018年4月時点)
・A-portのサイトはこちら
BOOSTER
株式会社パルコがショッピングセンター事業者として国内で初めて参入。ミュージックセキュリティーズ株式会社と提携して、2014年12月にリリース。パルコの店舗などのネットワークを活用することができます。
・BOOSTERのサイトはこちら
First Flight
ソニー株式会社が2015年7月にリリース。企画段階の公開から販売までを一本化しているのが特徴で、ソニーグループのプロジェクトしか掲載はできません。
・First Flightのサイトはこちら
+Style
ソフトバンク株式会社が2016年3月にリリース。IoT系のプロジェクトに特化しており、企業のアイデア投稿に対してユーザーの意見を募集できるプランニング機能や販売機能までを持ったクラウドファンディングサイトになっています。
・+Styleのサイトはこちら
GirlsYell
日本最大級のファッション&音楽イベント「GirlsAward」を開催してる株式会社ガールズアワードが2016年11月にリリース。
ダレノガレ明美や池田美優など女性有名タレントのプロジェクトが掲載されているのが特徴となっています。
・GirlsYellのサイトはこちら
WonderFLY
全日本空輸株式会社が2016年10月にリリース。アイデア段階から事業化・流通まで選ばれたプロジェクトをトータルサポートするのが特徴。
日本酒や防災といったテーマごとにアイデアを募集して、クラウドファンディングのプロジェクトを掲載しています。
・WonderFLYのサイトはこちら
楽天のクラウドファンディング
楽天株式会社が楽天ふるさと納税にクラウドファンディング機能を追加、楽天スーパーポイントでの支援といった取り組みを行っています。
また購入型クラウドファンディングサイトも存在しており、楽天ショップを持っている起案者のプロジェクトを掲載しています。
・楽天のクラウドファンディングサイトはこちら
【購入型クラウドファンディングに関する詳しい解説はこちら】
・購入型クラウドファンディングとは?特徴やサイトをまとめました
融資型クラウドファンディングサイト(ソーシャルレンディング)
COOL
COOLは月間訪問者数400万人の金融メディアZUUOnlineを提供するZUUグループが運営する融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)です。
2020年6月29日にシステムをリニューアルし、投資家ごとの専用口座を設け、投資資金を預けることができるようになりました。事前に投資資金を預けておくことで、投資の際に振込手数料が都度かかることなく、迅速な手続きが可能となりました。
金融メディア大手のZUUグループが運営することもあって、今後大型のファンドが立ち上がることも見込めるクラウドファンディングです。
・COOLクラウドファンディングの口座開設はこちら
オーナーズブック
不動産案件に特化した融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)サービスのオーナーズブック。都心の不動産を中心に投資ができるのが特徴です。
運営企業のロードスターキャピタル株式会社は2017年9月にマザーズ市場へ上場するなど成長中のサービスです。
・オーナーズブックの口座開設はこちら
SBIソーシャルレンディング
SBIグループの100%子会社で、2011年よりリリース。利回りは比較的低いが、長年の実績から投資家の信頼もあり、ファンド募集はすぐに募集額が埋まる場合もあります。
・SBIソーシャルレンディングの口座開設はこちら
クラウドバンク
証券会社の中で初めて融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)に参入したのが日本クラウド証券のクラウドバンク。
再生可能エネルギーや不動産、中小企業支援など多様なファンドに投資できるのが特徴です。
・クラウドバンクの口座開設はこちら
maneo(マネオ)
2008年に国内の融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)サービスとしてリリース。融資型では業界No.1のシェアとなっており、国内不動産や再生可能エネルギーなどさまざまなファンドに投資することができます。
・maneo(マネオ)の口座開設はこちら
クラウドクレジット
2013年にリリースされた海外特化型の融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)サービス。世界各国の事業者と提携しており、北欧やペルー、イタリアなど世界各国のファンドに投資ができます。
・クラウドクレジットの口座開設はこちら
トラストレンディング
トラストレンディングは、エーアイトラスト株式会社が運営する、ソーシャルレンディング事業者です。
比較的高めの利回りや不動産案件などが特徴です。
トラストレンディングを運営するエーアイトラスト株式会社に対し、2018年12月14日付けで行政処分が行われました。詳しくはこちらをご覧ください。
ファンド投資型
セキュリテ
セキュリテがリリースされた2000年の最初の案件は音楽ファンドでした。CDの売上枚数に応じた分配金やグッズ、サインなどお金以外のリターンももらえるといったのが特徴です。
2007年に純米酒ファンド(日本酒の製造・販売)が掲載されて以来、音楽ファンド以外の案件が本格的にスタートしました。
出資した金額の半分が寄付、半分が投資になる被災地応援ファンドやマイクロファイナンス貧困削減投資ファンドなどさまざまな種類のファンドを掲載しています。
・セキュリテのクラウドファンディングサイトはこちら
finan=sense ファイナンセンス
ミュージックセキュリティーズ株式会社と世界的なデザイナー・佐藤オオキ氏が率いるnendoの新サービスとして、finan=senseをリリースしました。
金融×感性をコンセプトに、資金調達とデザインを2つをサポートしています。新スイーツブランドファンドの第一号案件は数日で売り切れになるという実績を残しています。
・finan=senseのクラウドファンディングサイトはこちら
開花 KAIKA
日本初の銀行出資、および山口県内企業の出資によるクラウドファンディング運営会社「山口ソーシャルファイナンス株式会社」が2015年6月にリリース。中国、九州といった西日本の案件を中心に掲載しています。
山口銀行・北九州銀行・もみじ銀行の口座を持っていると、振込み手数料や出金手数料が無料になるなど、全国でも珍しい地域密着のファンド投資型クラウドファンディングサイトです。
・開花のクラウドファンディングサイトはこちら
Sony Bank GATE
「資産運用」×「共感・応援」をコンセプトに、ソニー銀行株式会社が2017年8月にリリース。企業審査、ファンドの募集・管理をワンストップで提供する、国内銀行初のファンド投資型クラウドファンディングサイトです。
国内ベンチャー企業のハードウェア案件を中心に掲載が進む予定で、第一号の株式会社リンクジャパンの案件は半日経たずに目標金額の1,000万円を集めました。
・Sony Bank GATEのクラウドファンディングサイトはこちら
株式投資型
エメラダ・エクイティ
株式投資型クラウドファンディングサイトのエメラダ・エクイティは、VC(ベンチャー・キャピタル)やエンジェル投資家が既に出資している企業が掲載されています。
またエメラダ型新株予約権という仕組みを導入しており、割り当てられる株式数や行使期間など一般的な新株予約権と異なっているのが特徴です。
・エメラダ・エクイティのクラウドファンディングサイトはこちら
FUNDINNO(ファンディーノ)
株式会社日本クラウドキャピタルが2017年4月に国内初の株式投資型クラウドファンディングサイトをリリース。1・2号案件は数時間で上限応募額を達成する実績があります。
高いリターンを得るといった目的以外に、企業の成長を楽しみたいという目的を持った投資家も集まっており、今後の株式投資型クラウドファンディング市場の拡大を担うサービスとなる可能性もあります。
・FUNDINNOのクラウドファンディングサイトはこちら
GoAngel(ご縁ジェル)
DANベンチャーキャピタル株式会社が国内2番目に第一種少額電子募集取扱業者として登録され、2017年9月に株式投資型クラウドファンディングサイトがリリースされました。
毎月2〜3社程度の募集取扱を行う予定で、数多くの案件が出されることが予想されます。
・GoAngelのクラウドファンディングサイトはこちら
【目的別】おすすめのクラウドファンディングサービスの選び方
社会・地域貢献系のサイトを選ぶ
社会貢献性を重視したい方は、クラウドファンディングサイトの中でも、社会貢献系のプロジェクトが多いReadyfor、地域貢献系のプロジェクトが多いFAAVOなどから検討している方が多いようです。
Readyfor
Readyforは特定のカテゴリのみを掲載しているわけでないものの、次の大きく5つのカテゴリーに分類されており、社会貢献系のプロジェクトが数多く集まっているようです。
- 社会にいいこと
- 地域
- ものづくり
- アート
- チャレンジ
また国内サービス表彰制度である、第1回サービス大賞で優秀賞を受賞しており、社会問題の解決への貢献などで評価されています。
・Readyforで代表的なプロジェクト
・Readyforのサイトはこちら
FAAVO
FAAVOは地方・地域に特化した購入型クラウドファンディングサイトで、2012年6月に宮崎エリアからスタートしました。
地域で一番身近なクラウドファンディングサイトを目指しており、北海道から沖縄まで全国の現地にいる運営パートナーがプロジェクトをサポートしています。
※運営パートナーがいない地域もあります。
自分自身が今住んでいる地域や出身の地域など、地域を中心にプロジェクトを考えている・探したいといった方が利用しています。
・FAAVOで代表的なプロジェクト
・FAAVOのサイトはこちら
クリエイティブ系のサイトを選ぶ
CAMPFIRE
CAMPFIREは購入型クラウドファンディングサイトの中でも、さまざまなプロジェクトを掲載しており、特に音楽やパフォーマンス、アートといったクリエイティブ系のプロジェクトが数多くあります。
またカテゴリを切り出したサービスも展開しており、ファッションに特化したCLOSSや音楽に特化したCAMPFIRE×MUSICなどクリエイティブ系のプロジェクトをさらにサポートするような形を取っています。
・CAMPFIREで代表的なプロジェクト
・CAMPFIREのサイトはこちら
MotionGallery
MotionGalleyは幅広いカテゴリを扱っているものの、映画・映像系のプロジェクトを中心に、アニメ、演劇・ダンスなどクリエイティブ系のプロジェクトが数多く掲載されています。
映画・映像系のプロジェクトへのサポートが手厚く、資金調達と映像制作をワンストップで提供するサービス「MotionGallery STUDIO produced w/エイゾーラボ」やMotionGallryレーベルなどが立ち上がっています。※2
東京国際映画祭やカンヌ国際映画祭などの世界的な映画祭に作品を送り出していることもあり、映画・映像系のプロジェクトをやりたい・探したい方がよく利用しています。
・MotionGalleyで代表的なプロジェクト
・MotionGalleyのサイトはこちら
大手企業のサイトを選ぶ
GREEN FUNDING by T-SITE
GREEN FUNDING by T-SITEは、TUTAYAなどを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社のグループ会社、株式会社ワンモアが運営しています。
CCCグループのリソースを活用できることから、商品販売のイベントとして、代官山T-SITEや湘南T-SITEなどのリアルな場も使用することが可能です。
※全てのプロジェクトが使用できるわけではありません。
トークイベントや試飲会、書籍やCDの販売などプロジェクトで活用を期待する方はGREEN FUNDING by T-SITEを選んでいるようです。
・GREEN FUNDING by T-SITEで代表的なプロジェクト
・GREEEN FUNDINGのサイトはこちら
Makuake
Makuakeはサイバーエージェントグループが持つ広報はもちろん、伊勢丹やシャープとのコラボなど他の大手企業との連携にも強みを持っています。
大手企業とコラボできる企画がある方やいつも新しいプロジェクトをチェックしておきたいという方が選んでいるようです。
・Makuakeで代表的なプロジェクト
・Makuakeのサイトはこちら
A-port
A-portは、朝日新聞全国版でのプロジェクト紹介はもちろん、ハフポスト日本版やその他のWebメディアを使った発信力は、他の購入型クラウドファンディングサイトに比べて大きいといえるでしょう。
・A-portで代表的なプロジェクト
・A-portのサイトはこちら
未来ショッピング
未来ショッピングは、日経電子版やNIKKEI STYLEなどでのプロジェクト紹介や会員データベースを活用したマーケティングも可能であることから、ビジネスパーソンやハイクラス層をターゲットしているプロジェクトの場合、この未来ショッピングを選ぶ方も多いようです。
・未来ショッピングで代表的なプロジェクト
・未来ショッピングのサイトはこちら
世界を目指すサイトを選ぶ
COUNTDOWN
COUNTDOWNは、グローバルクラウドファンディングサイトという大きな特徴があります。
プロジェクトの多言語掲載や越境EC「ALEXCIOUS」での販売網、国内外のパートナーとの提携など、日本だけでなく海外からも支援を募りたいという方が多く利用しているようです。
・COUNTDOWNで代表的なプロジェクト
・COUNTDOWNのサイトはこちら
Kickstarter
世界でも大手購入型クラウドファンディングサイトのである、Kickstarter。日本からプロジェクトを掲載することはこれまでできませんでしたが、2017年9月より日本からでもKickstaterにプロジェクトを掲載できるようになりました。
ゲームやアニメ、伝統工芸など海外でも人気があるカテゴリで企画がある方が活用しているようです。
・Kickstarterで代表的なプロジェクト
・Kickstarterのサイトはこちら
まとめ
国内には数多くのクラウドファンディングサービスが存在しています。なかなか全てを確認するのは手間ですが、クラウドファンディングに興味がある方は、興味を持ったサービスを見ると、面白い発見があるかもしれません。
クラウドファンディングサイトによって、特徴や企画から公開までの流れ、手数料など違うことも多いことから、自分自身に合ったクラウドファンディングサイト選べるように、しっかりと調査していきましょう。
【クラウドファンディングについて詳しく知りたい方はこちら】
・クラウドファンディングとは|種類や歴史、メリット・デメリットまで
※1:READYFOR、サービス産業生産性協議会 第1回「日本サービス大賞」SPRING賞(優秀賞)を受賞
※文中に表記の各サービスやサイトの実績は、記事執筆時点でのフィンテナ調べです。
【最新版】クラウドファンディングのおすすめサービスまとめ・比較
目次
日本国内で運営されているクラウドファンディングサービスについて、それぞれの特徴をまとめています。気になるクラウドファンディングサービスがあったら、ぜひチェックしてみてください。
クラウドファンディングとは
Crowd(群衆)×Funding(資金調達)の造語で、一般的には特定のプロジェクトの起案者がインターネット上で不特定多数からお金を集める仕組みです。
2008年に融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)としてmaneo、2011年に購入型クラウドファンディングのReadyforが、日本国内で初めて登場しました。
クラウドファンディングの種類
クラウドファンディングには主に5つの種類があります
リターンがモノ・サービスだけであれば、寄付・購入型にあたります。しかし、それに加えて金利といったお金がもらえるような場合は、融資・ファンド投資・株式投資型といった分類になります。
【クラウドファンディングついて詳しく知りたい方はこちら】
寄付型クラウドファンディングサイト
JAPAN GIVING
2001年に英国からスタートした寄付サイト「Just Giving」が2010年3月に日本に上陸しました。
国内最大のファンドレイジングサイトとして、クラウドファンディング機能やファンドレイザーの登録が可能になっているのが特徴です。
2017年8月時点で、約12,000件のプロジェクト、約21億円の寄付を集めています。
・JAPAN GIVINGのサイトはこちら
Readyfor Charity
国内初の購入型クラウドファンディングサイト「Readyfor」の寄付型として、2015年12月にリリース。
広島県・筑波大学・認定NPO法人フローレンスなどが資金調達を行っており、全国の非営利活動を支えるサービスとなっています。
・Readyfor Charityのサイトはこちら
Good Morning by CAMPFIRE
国内でも有名な購入型クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」の社会貢献特化型として、2016年10月にリリース。2017年1月より正式に寄付型を選択できるようになりました。※全てのプロジェクトが寄付型を選べるわけではなく、審査が必要になっています。(2017年8月時点)
またGood Morningのリリースから、7ヵ月で流通総額1億円を突破しています。
・Good Morningのサイトはこちら
ふるさとチョイス
自治体に寄付をすることで税控除やその地域の特産品がもらえるふるさと納税。その総合サイトとして、2012年9月にリリース。
全国1,788の自治体全てを掲載しており、掲載自治体数No.1の実績があります。(2017年6月時点)
またガバメントクラウドファンディングとして、2014年9月に特設サイトをリリース。寄附金の使い道がわかるといった特徴を活かして、さまざまな自治体がプロジェクトを実施しています。
・ふるさとチョイスのサイトはこちら
F×G(エフバイジー)
地域特化型の購入型クラウドファンディングサイト「FAAVO」から、ふるさと納税特化型として2016年7月にリリース。
参加自治体数は10、総支援金額は約1400万円を超えています。(2017年8月時点)
・F×Gのサイトはこちら
Coincheck(ビットコインで寄付)
仮想通貨取引所などを運営するCoincheckが2016年3月にビットコイン寄付型クラウドファンディングサイトをリリース。
ビットコインの特徴である、世界中からの即時寄付、安価な送金手数料、寄付先の透明性(ブロックチェーンの活用)といったものを活かしたサービスとなっています。
公益社団法人、認定NPO法人などがさまざまなプロジェクトを立ち上げています。
・Coincheckのサイトはこちら
購入型クラウドファンディングサイト
日本で有名なクラウドファンディングサイト
Readyfor
国内初の購入型クラウドファンディングサイトとして、2011年3月にリリース。
2017年3月時点でプロジェクト数6,152件、累計資金調達額37.8億円、総支援者数258,592人となっています。
社会貢献系のプロジェクトを中心に、寄付型のReadyfor Charity、ガバメントクラウドファンディングのReadyfor ふるさと納税、大学向けクラウドファンディングのReadyfor Collegeなどを展開しています。
・Readyforのサイトはこちら
CAMPFIRE
2011年6月にマイクロ・パトロン・プラットフォームCAMPFIREがリリース。クリエイター系を中心に社会貢献系や地域活性化系などさまざまなプロジェクトを掲載しています。
近年では、クラウドファンディングプラットフォーム「FAAVO(ファーボ)」「polca」、継続課金型コミュニティプラットフォーム「CAMPFIREファンクラブ」、評価型与信モデル融資「CAMPFIRE Bank」、コミュニティウォレット「Gojo」などを企画・開発・運営しています。
2019年1月時点では、プロジェクト数は18,000件、支援者数960,000人、流通総額約95億円となっています。
・CAMPFIREのサイトはこちら
MotionGalley
2011年7月にリリースされた、映画ジャンルを中心とした購入型クラウドファンディングサイト。
MotionGalleyをキッカケに東京国際映画祭、釜山国際映画祭、カンヌ国際映画祭などの映画祭へ作品が送り出されています。
・MotionGalleyのサイトはこちら
COUNTDOWN
2012年9月にアレックス株式会社がリリース。グローバルクラウドファンディングとして、英語対応や越境ECサイトのALEXCIOUSでの販売などができます。
その他、大手信販会社の株式会社ジャックスや日本ベンチャーキャピタル株式会社といった数々の企業と提携をしています。
・COUNTDOWNのサイトはこちら
Kibidango
2013年2月にクラウドファンディング×ECを組み合わせる新しい事業としてリリース。
Kickstarterの公式アンバサダー「Kickstarter Expert」の認定や知財特割サポートなどさまざまな機能を提供しています。
LINE PAYや楽天 PAYなど決済手段も豊富に揃っているのが特徴です。
・Kibidangoのサイトはこちら
GREEEN FUNDING
日本初のモール型クラウドファンディングとして、2013年4月にリリース。2015年7月にカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社と資本業務提携を行い、GREEEN FUNDING by T-SITEとしてブランドリニューアル。
Tポイントでの支援や蔦屋書店などでのイベント開催など、カルチュア・コンビニエンス・クラブのネットワークを活かして、プロジェクトをサポートしています。
・GREEEN FUNDINGのサイトはこちら
Makuake
株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディングが2013年8月にリリース。
飲食店や日本酒、ファッションなどさまざまなジャンルで国内資金調達金額No.1のプロジェクトを掲載しています。
近年では約1億2,330万円を集め、国内購入型クラウドファンディングのプロジェクトの中で、資金調達金額No.1となったglafitバイクのプロジェクトを出しました。
・Makuakeのサイトはこちら
大手企業運営のクラウドファンディングサイト
未来ショッピング
株式会社日本経済新聞社が株式会社新東通信、株式会社Relicと提携して、2016年11月にサービスをスタート。チケット購入型クラウドファンディングサイト「ENjiNE」のシステムを採用。
日経ネットワークを活用して、伝統工芸や地域活性化、エンターテイメントなどさまざまなジャンルのプロジェクトを掲載しています。
・未来ショッピングのサイトはこちら
A-port
株式会社朝日新聞社が2015年3月にリリース。映画や伝統工芸、地域活性化といったプロジェクトを掲載しています。
またアイドルグループSMAPが解散した際に、ありがとうのメッセージを伝えたいというプロジェクトをサポートし、資金調達に成功しました。国内購入型クラウドファンディングのプロジェクトの中で日本記録となる13,103人を記録しています。(2018年4月時点)
・A-portのサイトはこちら
BOOSTER
株式会社パルコがショッピングセンター事業者として国内で初めて参入。ミュージックセキュリティーズ株式会社と提携して、2014年12月にリリース。パルコの店舗などのネットワークを活用することができます。
・BOOSTERのサイトはこちら
First Flight
ソニー株式会社が2015年7月にリリース。企画段階の公開から販売までを一本化しているのが特徴で、ソニーグループのプロジェクトしか掲載はできません。
・First Flightのサイトはこちら
+Style
ソフトバンク株式会社が2016年3月にリリース。IoT系のプロジェクトに特化しており、企業のアイデア投稿に対してユーザーの意見を募集できるプランニング機能や販売機能までを持ったクラウドファンディングサイトになっています。
・+Styleのサイトはこちら
GirlsYell
日本最大級のファッション&音楽イベント「GirlsAward」を開催してる株式会社ガールズアワードが2016年11月にリリース。
ダレノガレ明美や池田美優など女性有名タレントのプロジェクトが掲載されているのが特徴となっています。
・GirlsYellのサイトはこちら
WonderFLY
全日本空輸株式会社が2016年10月にリリース。アイデア段階から事業化・流通まで選ばれたプロジェクトをトータルサポートするのが特徴。
日本酒や防災といったテーマごとにアイデアを募集して、クラウドファンディングのプロジェクトを掲載しています。
・WonderFLYのサイトはこちら
楽天のクラウドファンディング
楽天株式会社が楽天ふるさと納税にクラウドファンディング機能を追加、楽天スーパーポイントでの支援といった取り組みを行っています。
また購入型クラウドファンディングサイトも存在しており、楽天ショップを持っている起案者のプロジェクトを掲載しています。
・楽天のクラウドファンディングサイトはこちら
【購入型クラウドファンディングに関する詳しい解説はこちら】
・購入型クラウドファンディングとは?特徴やサイトをまとめました
融資型クラウドファンディングサイト(ソーシャルレンディング)
COOL
COOLは月間訪問者数400万人の金融メディアZUUOnlineを提供するZUUグループが運営する融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)です。
2020年6月29日にシステムをリニューアルし、投資家ごとの専用口座を設け、投資資金を預けることができるようになりました。事前に投資資金を預けておくことで、投資の際に振込手数料が都度かかることなく、迅速な手続きが可能となりました。
金融メディア大手のZUUグループが運営することもあって、今後大型のファンドが立ち上がることも見込めるクラウドファンディングです。
・COOLクラウドファンディングの口座開設はこちら
オーナーズブック
不動産案件に特化した融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)サービスのオーナーズブック。都心の不動産を中心に投資ができるのが特徴です。
運営企業のロードスターキャピタル株式会社は2017年9月にマザーズ市場へ上場するなど成長中のサービスです。
・オーナーズブックの口座開設はこちら
SBIソーシャルレンディング
SBIグループの100%子会社で、2011年よりリリース。利回りは比較的低いが、長年の実績から投資家の信頼もあり、ファンド募集はすぐに募集額が埋まる場合もあります。
・SBIソーシャルレンディングの口座開設はこちら
クラウドバンク
証券会社の中で初めて融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)に参入したのが日本クラウド証券のクラウドバンク。
再生可能エネルギーや不動産、中小企業支援など多様なファンドに投資できるのが特徴です。
・クラウドバンクの口座開設はこちら
maneo(マネオ)
2008年に国内の融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)サービスとしてリリース。融資型では業界No.1のシェアとなっており、国内不動産や再生可能エネルギーなどさまざまなファンドに投資することができます。
・maneo(マネオ)の口座開設はこちら
クラウドクレジット
2013年にリリースされた海外特化型の融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)サービス。世界各国の事業者と提携しており、北欧やペルー、イタリアなど世界各国のファンドに投資ができます。
・クラウドクレジットの口座開設はこちら
トラストレンディング
トラストレンディングは、エーアイトラスト株式会社が運営する、ソーシャルレンディング事業者です。
比較的高めの利回りや不動産案件などが特徴です。
トラストレンディングを運営するエーアイトラスト株式会社に対し、2018年12月14日付けで行政処分が行われました。詳しくはこちらをご覧ください。
ファンド投資型
セキュリテ
セキュリテがリリースされた2000年の最初の案件は音楽ファンドでした。CDの売上枚数に応じた分配金やグッズ、サインなどお金以外のリターンももらえるといったのが特徴です。
2007年に純米酒ファンド(日本酒の製造・販売)が掲載されて以来、音楽ファンド以外の案件が本格的にスタートしました。
出資した金額の半分が寄付、半分が投資になる被災地応援ファンドやマイクロファイナンス貧困削減投資ファンドなどさまざまな種類のファンドを掲載しています。
・セキュリテのクラウドファンディングサイトはこちら
finan=sense ファイナンセンス
ミュージックセキュリティーズ株式会社と世界的なデザイナー・佐藤オオキ氏が率いるnendoの新サービスとして、finan=senseをリリースしました。
金融×感性をコンセプトに、資金調達とデザインを2つをサポートしています。新スイーツブランドファンドの第一号案件は数日で売り切れになるという実績を残しています。
・finan=senseのクラウドファンディングサイトはこちら
開花 KAIKA
日本初の銀行出資、および山口県内企業の出資によるクラウドファンディング運営会社「山口ソーシャルファイナンス株式会社」が2015年6月にリリース。中国、九州といった西日本の案件を中心に掲載しています。
山口銀行・北九州銀行・もみじ銀行の口座を持っていると、振込み手数料や出金手数料が無料になるなど、全国でも珍しい地域密着のファンド投資型クラウドファンディングサイトです。
・開花のクラウドファンディングサイトはこちら
Sony Bank GATE
「資産運用」×「共感・応援」をコンセプトに、ソニー銀行株式会社が2017年8月にリリース。企業審査、ファンドの募集・管理をワンストップで提供する、国内銀行初のファンド投資型クラウドファンディングサイトです。
国内ベンチャー企業のハードウェア案件を中心に掲載が進む予定で、第一号の株式会社リンクジャパンの案件は半日経たずに目標金額の1,000万円を集めました。
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株式投資型
エメラダ・エクイティ
株式投資型クラウドファンディングサイトのエメラダ・エクイティは、VC(ベンチャー・キャピタル)やエンジェル投資家が既に出資している企業が掲載されています。
またエメラダ型新株予約権という仕組みを導入しており、割り当てられる株式数や行使期間など一般的な新株予約権と異なっているのが特徴です。
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FUNDINNO(ファンディーノ)
株式会社日本クラウドキャピタルが2017年4月に国内初の株式投資型クラウドファンディングサイトをリリース。1・2号案件は数時間で上限応募額を達成する実績があります。
高いリターンを得るといった目的以外に、企業の成長を楽しみたいという目的を持った投資家も集まっており、今後の株式投資型クラウドファンディング市場の拡大を担うサービスとなる可能性もあります。
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GoAngel(ご縁ジェル)
DANベンチャーキャピタル株式会社が国内2番目に第一種少額電子募集取扱業者として登録され、2017年9月に株式投資型クラウドファンディングサイトがリリースされました。
毎月2〜3社程度の募集取扱を行う予定で、数多くの案件が出されることが予想されます。
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【目的別】おすすめのクラウドファンディングサービスの選び方
社会・地域貢献系のサイトを選ぶ
社会貢献性を重視したい方は、クラウドファンディングサイトの中でも、社会貢献系のプロジェクトが多いReadyfor、地域貢献系のプロジェクトが多いFAAVOなどから検討している方が多いようです。
Readyfor
Readyforは特定のカテゴリのみを掲載しているわけでないものの、次の大きく5つのカテゴリーに分類されており、社会貢献系のプロジェクトが数多く集まっているようです。
また国内サービス表彰制度である、第1回サービス大賞で優秀賞を受賞しており、社会問題の解決への貢献などで評価されています。
・Readyforで代表的なプロジェクト
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FAAVO
FAAVOは地方・地域に特化した購入型クラウドファンディングサイトで、2012年6月に宮崎エリアからスタートしました。
地域で一番身近なクラウドファンディングサイトを目指しており、北海道から沖縄まで全国の現地にいる運営パートナーがプロジェクトをサポートしています。
※運営パートナーがいない地域もあります。
自分自身が今住んでいる地域や出身の地域など、地域を中心にプロジェクトを考えている・探したいといった方が利用しています。
・FAAVOで代表的なプロジェクト
・FAAVOのサイトはこちら
クリエイティブ系のサイトを選ぶ
CAMPFIRE
CAMPFIREは購入型クラウドファンディングサイトの中でも、さまざまなプロジェクトを掲載しており、特に音楽やパフォーマンス、アートといったクリエイティブ系のプロジェクトが数多くあります。
またカテゴリを切り出したサービスも展開しており、ファッションに特化したCLOSSや音楽に特化したCAMPFIRE×MUSICなどクリエイティブ系のプロジェクトをさらにサポートするような形を取っています。
・CAMPFIREで代表的なプロジェクト
・CAMPFIREのサイトはこちら
MotionGallery
MotionGalleyは幅広いカテゴリを扱っているものの、映画・映像系のプロジェクトを中心に、アニメ、演劇・ダンスなどクリエイティブ系のプロジェクトが数多く掲載されています。
映画・映像系のプロジェクトへのサポートが手厚く、資金調達と映像制作をワンストップで提供するサービス「MotionGallery STUDIO produced w/エイゾーラボ」やMotionGallryレーベルなどが立ち上がっています。※2
東京国際映画祭やカンヌ国際映画祭などの世界的な映画祭に作品を送り出していることもあり、映画・映像系のプロジェクトをやりたい・探したい方がよく利用しています。
・MotionGalleyで代表的なプロジェクト
・MotionGalleyのサイトはこちら
大手企業のサイトを選ぶ
GREEN FUNDING by T-SITE
GREEN FUNDING by T-SITEは、TUTAYAなどを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社のグループ会社、株式会社ワンモアが運営しています。
CCCグループのリソースを活用できることから、商品販売のイベントとして、代官山T-SITEや湘南T-SITEなどのリアルな場も使用することが可能です。
※全てのプロジェクトが使用できるわけではありません。
トークイベントや試飲会、書籍やCDの販売などプロジェクトで活用を期待する方はGREEN FUNDING by T-SITEを選んでいるようです。
・GREEN FUNDING by T-SITEで代表的なプロジェクト
・GREEEN FUNDINGのサイトはこちら
Makuake
Makuakeはサイバーエージェントグループが持つ広報はもちろん、伊勢丹やシャープとのコラボなど他の大手企業との連携にも強みを持っています。
大手企業とコラボできる企画がある方やいつも新しいプロジェクトをチェックしておきたいという方が選んでいるようです。
・Makuakeで代表的なプロジェクト
・Makuakeのサイトはこちら
A-port
A-portは、朝日新聞全国版でのプロジェクト紹介はもちろん、ハフポスト日本版やその他のWebメディアを使った発信力は、他の購入型クラウドファンディングサイトに比べて大きいといえるでしょう。
・A-portで代表的なプロジェクト
・A-portのサイトはこちら
未来ショッピング
未来ショッピングは、日経電子版やNIKKEI STYLEなどでのプロジェクト紹介や会員データベースを活用したマーケティングも可能であることから、ビジネスパーソンやハイクラス層をターゲットしているプロジェクトの場合、この未来ショッピングを選ぶ方も多いようです。
・未来ショッピングで代表的なプロジェクト
・未来ショッピングのサイトはこちら
世界を目指すサイトを選ぶ
COUNTDOWN
COUNTDOWNは、グローバルクラウドファンディングサイトという大きな特徴があります。
プロジェクトの多言語掲載や越境EC「ALEXCIOUS」での販売網、国内外のパートナーとの提携など、日本だけでなく海外からも支援を募りたいという方が多く利用しているようです。
・COUNTDOWNで代表的なプロジェクト
・COUNTDOWNのサイトはこちら
Kickstarter
世界でも大手購入型クラウドファンディングサイトのである、Kickstarter。日本からプロジェクトを掲載することはこれまでできませんでしたが、2017年9月より日本からでもKickstaterにプロジェクトを掲載できるようになりました。
ゲームやアニメ、伝統工芸など海外でも人気があるカテゴリで企画がある方が活用しているようです。
・Kickstarterで代表的なプロジェクト
・Kickstarterのサイトはこちら
まとめ
国内には数多くのクラウドファンディングサービスが存在しています。なかなか全てを確認するのは手間ですが、クラウドファンディングに興味がある方は、興味を持ったサービスを見ると、面白い発見があるかもしれません。
クラウドファンディングサイトによって、特徴や企画から公開までの流れ、手数料など違うことも多いことから、自分自身に合ったクラウドファンディングサイト選べるように、しっかりと調査していきましょう。
【クラウドファンディングについて詳しく知りたい方はこちら】
・クラウドファンディングとは|種類や歴史、メリット・デメリットまで
※1:READYFOR、サービス産業生産性協議会 第1回「日本サービス大賞」SPRING賞(優秀賞)を受賞
※文中に表記の各サービスやサイトの実績は、記事執筆時点でのフィンテナ調べです。