【2018年更新】オーナーズブック(OwnersBook)の評判や口コミはどうなのか?実績付きで解説

【2018年更新】オーナーズブック(OwnersBook)の評判や口コミはどうなのか?実績付きで解説

不動産案件に特化したソーシャルレンディング事業者のオーナーズブック(OwnersBook)。

健全な財務状況といった点などから有名な同事業者ですが、投資家からの実際の評判や口コミにはどのような声があるのでしょうか。

今回はオーナーズブック(OwnersBook)について、もっと知りたい方や投資を検討している方向けに評判、口コミをまとめました。

オーナーズブック(OwnersBook)とは

オーナーズブック(OwnersBook)とは

オーナーズブック(OwnersBook)とは、ロードスターキャピタル株式会社が運営を行っているソーシャルレンディングサービスです。

ソーシャルレンディングサービスは多数あり、それらを通して様々なファンドに個人が投資できます。
個人が投資したお金は大口化され、お金を借りたい企業に融資されます。

融資されたお金が企業から返済されると、その利益の中から投資家に対して利回り分が元本と一緒に分配されます。

オーナーズブックは5%弱の利回りでファンドを提供しており、これまでに貸し倒れの事実は確認できませんでした(2017年12月15日時点での平均利回り。フィンテナ調べ)。

とはいえ、ソーシャルレンディングは投資の一種。
場合によってはオーナーズブックでも貸し倒れが起こる可能性があります。

ソーシャルレンディングには融資という仕組みがあるため、仮にお金を借りた企業が何らかのかたちで返済できなくなってしまうと、延滞や貸し倒れなども起こる可能性があります。

こうした時に重視するべきなのが、保全性を高める工夫が施されているかどうかという点です。

オーナーズブックで掲載されている案件には、全て不動産の担保設定をしているといった特徴があります。
これによって、借り手企業に貸し倒れなどの不測の事態が起こった場合でも、比較的、資金を回収できる見込みを高くしています。

また、オーナーズブックを運営するロードスターキャピタル株式会社は、ソーシャルレンディング事業以外にも、自社で不動産投資や投資用不動産の管理・運用代行するアセットマネジメント事業を展開しています。
ロードスターキャピタル株式会社の経営陣は不動産のバックグラウンドを持つという点で、不動産の目利き力も期待できるといえるのではないでしょうか。

オーナーズブック(OwnersBook)の良い評判

続いてオーナーズブックの評判や口コミについて見ていきましょう。

オーナーズブック(OwnersBook)は、安定的に投資応募が集まっているソーシャルレンディング事業者です。
その人気の理由は何か、どのような点が評判となっているのか確認します。

評判1:不動産のプロフェッショナルが目利きしている

オーナーズブック(OwnersBook)を運営するロードスターキャピタル株式会社は、不動産のバックグラウンドを持つ、不動産のプロともいえる集団です。

そのロードスターキャピタルを率いているのが、岩野達志社長です。
岩野社長は東京大学農学部卒業、在学中に不動産鑑定士に合格し、その後には一般社団法人日本不動産研究所に就職。不動産鑑定の専門的な業務に携わった後に、ゴールドマン・サックス・リアルティ・ジャパン有限会社に転職し、資産運用部分に関わってきました。

岩野社長がロードスターキャピタルを設立したのは2012年。オーナーズブックのソーシャルレンディング事業に進出したのは、設立から2年後の2014年です。

難関資格の1つである不動産鑑定士を取得しており、職歴も不動産と投資に関するの会社を経験していることから、不動産鑑定と投資に精通する人物であることが浮かび上がってきます。

そんなプロが率いているロードスターキャピタルも不動産のプロフェッショナルの存在であり、ロードスターキャピタルが担保として設定している不動産の信頼性は良い評判につながっているようです。

評判2:実は利回りが高い?

オーナーズブック(OwnersBook)の評判や口コミはどうなのか?実績付きで解説

オーナーズブック(OwnersBook)がWebサイト上で掲載しているソーシャルレンディングの利回りは、4.8~14.6%と上下の振れ幅が大きいものとなっています。

一方で同社が募集している案件を見ると、期待利回りは4.5や5%というものが多く、14.6%という高利回りの案件はなかなか見つけられません。

5%程度の利回りというと、一般的な投資では決して低くない数値ですが、ソーシャルレンディングの中では低い部類に入り、少し不満を持つ人も多いでしょう。

しかし、高い利回りの案件は、貸し倒れのリスクもそれ相応にあるということになります。こうした点から、オーナーズブックでは、確実性を重視して保全性が比較的高いものを掲載している可能性が考えられるでしょう。

オーナーズブックは不動産を売却することで利益を生み出すモデルです。
予定以上の価格で不動産を売却できた場合、結果としての利回りは予定利回り(ファンド募集時に設定した利回り)よりも高くなる可能性が高いといえます。

実際に結果としての利回りが予定利回りを9%ほど上回った実績もあります。

評判3:財務状況が開示されている

ソーシャルレンディング事業者は設立から数年とまだ新興の会社も多く、株式上場している会社も稀なため、財務状況を公開している会社は少ないのが現状です。

オーナーズブック(OwnersBook)を運営するロードスターキャピタルは2017年9月にマザーズ市場に上場しました。そのため、Webサイト上で財務状況を公開しています。

公開されている財務情報を見ると会社の保有資産や売上高、そして利益も明らかにされており、いずれの数字も創立から順調に数字を伸ばしています。
公開されている財務情報からは、会社の経営状況は順調と言えるでしょう。こうした点も評判、良い口コミにつながっているようです。

評判4:SNS機能がある

オーナーズブック(OwnersBook)でオリジナルな機能として、登録会員だけが参加できるSNSがあります。

マイページから、希望者は他の投資家にメッセージを送り、投資状況などを互いに話し合ったり、個人的な会話をしたりすることもできます。

登録会員限定のSNSは、まだ十分に運用できているとはいえない状況ですが、岩野社長も参加をしているので同社への疑問や要望を直接伝えることもできるかもしれません。

評判5:運営会社が上場企業である

オーナーズブックを運営するロードスターキャピタル社は東証マザーズに上場しています。

ソーシャルレンディングではお金を借りた企業が返済不履行になるリスク以外にも、運営会社の経営リスクも考慮する必要があります。
一方、ソーシャルレンディング事業を運営する全ての運営会社や親会社が上場企業であるわけではありません。

オーナーズブックは上場企業であるということが理由で、評判となっている側面も見られます。

オーナーズブック(OwnersBook)の他の評判

一方でオーナーズブック(OwnersBook)も当然良い評判ばかりではありません。投資家が不満に思っている点や機能改善が望まれている点などを挙げてみましょう。

評判1:予定利回りが低め

オーナーズブック(OwnersBook)の一般的な予定利回りは4.5から5%です。
他のソーシャルレンディング事業者と比べるとどうしても見劣りする数値という評判、口コミもあります。

しかし先に書いたように、不動産の売却が行われれば確定利回りは高くなる可能性もあります。運営会社の経営安定性、担保の信頼性を重視する投資家が選択する対象となっているようです。

評判2:メザニンローン枠に投資する

企業が融資を受ける時、貸し倒れなどの際に損失を優先的に保障することができるものをシニアローン、シニアローン後に保障される部分をメザニンローンといいます。

オーナーズブック(OwnersBook)の投資家は、メザニンローンに投資することになります。
つまり、損失が発生した際にはシニアローン分から保障されるため、担保の売却額次第ではメザニンローン部分に投資する投資家には損失リスクがあります。資金回収の確実性は、シニアローンよりも劣るものになっています。

一方でシニアローンよりもメザニンローンは融資内容の自由度が高く、高利回りを設定できるというメリットもあるので、ソーシャルレンディングでもメザニンローン部分への融資が積極的に行われています。

投資をする際には、担保の評価額がどれくらいなのか確認しましょう。

評判3:不動産市場の変動を受ける

オーナーズブック(OwnersBook)で担保としているのは言うまでもなく全て不動産です。

経済状況が下向いた際には不動産の価値が一気に下落をするリスクを含んでいます。

不動産トレンドが変化をしたときに、担保の価値が一気に下がり、貸し倒れの後に不動産売却をしようとしても、融資金額分を回収できない、もしくは売却に時間がかかるという可能性もあります。

不動産を担保とした案件は、ソーシャルレンディング業界でも全体的に人気がありますが、不動産の価値下落や換金に時間がかかる流動性の低さのリスクについてはしっかりと把握して、担保の種類も分散するなどのリスクヘッジを心がけましょう。

オーナーズブック(OwnersBook)での投資にかかるリスク

オーナーズブックに限らず、ソーシャルレンディング・投資型クラウドファンディングにはリスクもあります。
どのようなリスクがあるか事前に把握し、できる限り大きく損失を被らないような投資方法を検討すると良いでしょう。

不動産の市況リスク

現状は好調な不動産の市況ですが、市況が下向いた際には貸し倒れリスクが高まります。
また、担保とする不動産も担保価値が下がる可能性があるため、必ずしも担保売却による債権回収が果たされないリスクがあります。

運営会社の信用リスク

どのサービスにも共通するリスクですが、オーナーズブックの運営会社であるロードスターキャピタル社の経営状況が著しく悪化した場合、事業運営が継続できなくなる可能性があります。
ソーシャルレンディングサービスの運営会社には未上場企業も多い中、ロードスターキャピタルは東証マザーズ市場に上場を果たしています。
こうした点では比較的信用リスクにおいて、好材料とも言えるかもしれません。

他にも借り手のデフォルトなど、いくつかのリスクを認識しておく必要があります。

オーナーズブック(OwnersBook)のサービスステータス

オーナーズブックでの投資に際して、利回りや最低投資額なども含めて検討すると良いでしょう。

ファンドの種類

オーナーズブックは不動産案件に特化しているソーシャルレンディングサービスです。
不動産投資を始めたいという方の中で、実物不動産で投資を行うには金額が大きすぎるため二の足を踏んでいるという方でも、オーナーズブックでは少額からの投資が可能です。

不動産案件は担保として不動産を取得しているケースが多い点が特徴です。万が一借り手が資金を返済できないという状態になってしまったとしても、担保の売却により回収をはかる可能性があります。

平均利回り

オーナーズブックの平均利回りは約5%です(2018年1月時点、フィンテナ調べ)。

もちろんデフォルトリスクもありますが、銀行預金の金利が著しく低い現状においては、投資の視点からは銀行預金の金利よりは高いといえます。

最低投資額

オーナーズブックでは全てのファンドへ1万円から投資可能です。

ファンドのリリース頻度

オーナーズブックは1ヶ月に約5件ほどが新規ファンド募集されています。

近日中に募集を開始するファンドはWebサイト上で募集日時とともに確認できます。
オーナーズブックは人気がある事業者なので、忘れずに投資したいと考える方は事前にファンドの詳細を確認したほうが良いでしょう。

オーナーズブック(OwnersBook)で実際に投資するまでの流れ

オーナーズブックで投資をするまでの流れは他のソーシャルレンディング事業者と同様です。口座開設を行なった後、投資資金を入金し、投資したいファンドを選んで投資を開始します。

オーナーズブックでの口座開設は、現状約1週間ほどで完了しているようです。

まとめ

オーナーズブック(OwnersBook)は不動産と金融の知識に精通した運営会社という観点から評判となっているソーシャルレンディング事業者ということが確認できました。

安定的に資産を形成していきたいと考えているようなサラリーマン投資家の方が選択している事業者ではないでしょうか。