2017年7月の国内ソーシャルレンディング投資額*は、約102.7億円で、前月から-21.6億円増加(-17.4%)となった。
会社別には、ラッキーバンクが前月から3.1億円増の9.5億円、オーナーズブックが前月から1.2億円増の2.0億円。
一方、前月における調達額が大きかったmaneo、SBIソーシャルレンディング、募集額を大きく伸ばしたグリーンインフラレンディングがなどが7月は調達額を減らしている。
月次市場規模は前年同月比では、54.1億円増の成長を見せており、1年で月次市場規模が2.1倍になった。
また2017年7月は、17社が合計576本のファンドを募集し、542本が成立した。これら募集されたファンドの平均募集利回り(年率; 税引前)は8.29%だった。
前月と比べると落ち着きをみせた2017年7月のソーシャルレンディング市場だが、市場規模は前年同月比2倍の成長が続いている。
2017年度のソーシャルレンディング市場規模は1000億円を突破する色合いが濃くなってきている。残り数ヶ月のソーシャルレンディング市場にも注目だ。
Fintenna提供
注)ソーシャルレンディング投資額(月次市場規模)は、当社が集計対象としている国内ソーシャルレンディング事業者22社における、成立したファンドの応募額の合計を募集開始日を基準に月ごとに集計したものです。