【2018年更新】クラウドバンクの評判・口コミはどうなのか?投資実績も紹介!

【2018年更新】クラウドバンクの評判・口コミはどうなのか?投資実績も紹介!

ソーシャルレンディング事業者の中でも早くから事業を展開し、これまで順調に実績を重ねているクラウドバンク。

今回はクラウドバンクがどんな事業者なのか知りたい方、また、ソーシャルレンディング投資に二の足を踏んでいる方向けにもクラウドバンクについての評判・口コミや実績を解説します。

クラウドバンクとは

クラウドバンクの評判や評価はどうなのか?実績付きで解説

クラウドバンクはソーシャルレンディング事業者の1つであり、日本クラウド証券株式会社が運営を行っています。
クラウドバンクは、日本で最初に第一種金融商品取引業者としてソーシャルレンディングに取り組んだことが特徴といえるでしょう。

さらに2013年からクラウドバンクをスタートし、2017年12月までの累計応募金額は220億円を突破(ソーシャルレンディング業界では第3位)するなど、国内のソーシャルレンディング事業者の中でも評判となるような実績を残しています。※1

また中小企業支援として横浜市と協定の締結やオリックス銀行融資内定済の不動産案件など、自治体や大手企業との関係性強化にも取り組んでいます。

クラウドバンクの良い評判

クラウドバンクの評判や評価はどうなのか?実績付きで解説

ソーシャルレンディング業界の累計応募額第3位や多様な案件があるなど実績があるクラウドバンクですが、投資家からはどういった面で支持を受けているのでしょうか。
クラウドバンクの評判・口コミをまとめました。

【良い評判1】ファンドの種類が豊富

クラウドバンクの投資案件はその種類が豊富なことが評判となっています。
事業性ファンドという、企業が事業を行うための資金を調達するファンドが多いものの、それぞれが特徴的です。

特徴的な事業性資金ファンド

まず横浜市と協定を結んだことでも知られる中小企業への融資案件があります。

優れた技術を持ちながらも、資金が足りない、さらに事業を展開したいというニーズを持つ中小企業への融資を行う案件です。
このような借り手企業はクラウドバンクによる厳密な審査の上で選定されています。

不動産の開発を行う企業への融資も行っており、このような案件の評判も高くなっているようです。

ファンドの中には募集開始をしてからすぐに投資上限金額に達してしまうこともあり、それほど案件数は多くはないものの、常にクラウドバンクの募集案件をチェックしている人もいます。

特に案件数が多い傾向にあるのがエネルギー開発案件です。太陽光、風力発電、バイオマスなど最近注目を集めている、地球環境にやさしい再生可能エネルギー開発に投資をするファンドです。

これらの案件では、発電した電力を固定価格で買い取るという契約が国と締結されているので、収益の確実性が高いものになっています。
また担保として発電設備や土地などの不動産も設定されており、2つの安全性を備えている案件となっています。

マイクロファイナンスファンド

もう1つ、クラウドバンクの投資案件として特徴的で評判となっているのが新興国マイクロファイナンスファンドです。
これはカンボジアのような発展途上国の貧困層の自立支援などのために融資をするファンドです。

社会貢献性の高いファンドでありながらも、利回りが極端に低いというわけではありません。投資運用と社会貢献が同時に行えるようになっているのです。

最近、こうした種類の案件は募集されていませんが、クラウドバンクの取り組みとして注目している人もいるのではないでしょうか。

【良い評判2】募集金額200億円以上の実績がある

日本クラウド証券株式会社の沿革を見ると、2013年12月からソーシャルレンディング事業をはじめ、約3年後の2017年1月に、応募金額100億円を突破しています。

またその半年後である2017年7月には応募金額160億円、2017年12月に220億円を突破しており、この1年間で100億円以上の応募金額を出しているということがわかります。※1

こうした点からクラウドバンクは勢いのあるソーシャルレンディング事業者といえるでしょう。多くの利用者から高い評判・口コミ、評価を得ているソーシャルレンディング事業者として、今後もますます投資家の人気を集めるかもしれません。

【良い評判3】1万円から投資可能

またクラウドバンクが公開しているデータの1つに、同サービスを利用する投資家の資産額があります。

そのデータを見ると、資産額が300万円の人が約4分の1もいることがわかります。
クラウドバンクは1万円という少額からの投資が可能であり、自分の年収に関係なく資産運用を始めることができます。

20代のうちから資産運用をして、将来資産を築き上げたい、という若者からも一定の評価・口コミ、評判があるのではないでしょうか。

【良い評判4】利回りが高い

クラウドバンクのファンドをフィンテナで検索すると、過去に募集した案件として風力発電投資案件が見られます(8月11日時点)。その利回りは6.8%となっています。

利回りとしてはソーシャルレンディング案件の中では一般的よりも少し低い水準といえるでしょう。
よってこの点においては、この評判は正しいとはいえません。

この風力発電投資案件の魅力は、融資する金額の全額に担保が設定されている面です。

似たような利回りの投資案件の担保を見ると、不明もしくは、一部のみの担保というものが多くなっています。

しかしクラウドバンクの風力投資案件は、担保が付いている分、担保なしの案件と比較すると、貸し倒れがおきた際でも投資資金を回収できる可能性が高くなっています。

もちろん担保物件の相場も変動しますし、担保の売却に時間を要することもありますが、それでも投資金額分に担保があることで、保全性を高める工夫がされています。

クラウドバンクの悪い評判

クラウドバンクの評判や評価はどうなのか?実績付きで解説

一方でクラウドバンクが良い評判・口コミを集めているとはいえ、インターネットには様々な口コミがあるものです。
クラウドバンクについての悪い口コミも合わせて見てみましょう。

【悪い評判1】行政処分を受けたことがある?

口コミ通り、クラウドバンクは2017年5月に金融庁からの行政処分を受けました。
行政処分というと物々しさを感じてしまう人もいるかもしれませんが、指摘を受けた以下の2点については、いずれもすでに解決しているようです。

  • 手数料返還キャンペーンの手数料が還元されていなかった
  • 平成28年1月から7月までの投資案件で事実関係と異なる融資を行っていた

前者については、6月2日の同社の発表において、すでに手数料を還元しており、後者も当時の社長から交代し、投資資金も全額投資家に返金したとあります。

さらに遡ってみると2015年にも資金の分別管理を適切に行なっておらず、投資家への情報開示も不十分だったとして指導を受けた過去があります。

これは少しお粗末な内容ですが、2年も前の話であり、その後は適切にファンドの運用ができていることを考えれば、現在は問題なく解決されていると考えても良いでしょう。

【悪い評判2】借り手企業の都合により貸し倒れの可能性を孕む

これはクラウドバンクに限った評判や口コミではありませんが、借り手企業が何らかの理由で債務を履行できなかった場合、貸し倒れの危険性が発生します。

その場合は残った資金を回収し、担保の売却をすることで投資家に資金の返済が行われます。
こうした点を考えると、担保の有無は投資案件を見極める上で非常に重要となります。

投資である以上、ソーシャルレンディングも元本保証はないので、損失が発生する可能性があります。
ソーシャルレンディング投資を行う場合は、できる限りのリスクを抑えるようにしましょう。

それでも株や先物、FXなどと比べれば安定しており、貸し倒れが起きる可能性も比較的低いと考えられます。
クラウドバンクでもこれまで返済の遅延はありましたが、貸し倒れは発生しておらず安定した収益性を実現しています。

【悪い評判3】早期償還が多い

クラウドバンクの投資案件では早期償還が行われたという評判・口コミもあります。これは事実です。

たしかに早期償還が行われると、想定していた利益が分配される前にお金が返ってきてきてしまうため、もったいないという気持ちを持つかもしれません。

しかし、早期償還はソーシャルレンディングのリスクの1つである「運用中に資産が動かせない」というデメリットが解消されているともいえます。

貸し倒れが起こらずに無事お金が帰ってきて、さらに効果的な運用をできる可能性もあると考えると、早期償還が起こるのは決して悪いことではありません。

クラウドバンクでの投資実績

ここまで、クラウドバンクの評判・口コミを見てきました。

ただクラウドバンクについて気になることと言えば、やはり「投資結果」ではないでしょうか。
どんなテーマのファンドを提供していても、利回りがどれだけ高くとも、投資家に対して分配・償還ができていなければ、その事業者での投資を控えることでしょう。

ここでは、クラウドバンクが公開しているこれまでの実績をご紹介します。

クラウドバンクが公開している実績

クラウドバンクの応募金額実績は2017年12月時点で220億円を越しています。つまり、投資家の方々から、これまでに220億円以上もの投資金を集めたということです。※1

それではそのうち、元本の償還はどれくらいなのでしょうか。
現時点で運用中のファンドもあるため、貸し倒れなどがなくとも220億円よりも低い水準となることは当然です。

しかしながら、例えば、集めた資金のうちほとんど償還がなされていないという場合にはなぜそうなっているのかと疑う必要も出てきます。
そうした中、クラウドバンクのこれまでの償還金は150億円弱。(2017年12月時点)

ソーシャルレンディング事業を通して、しっかりと償還も行なっています。

投資家にとっては利益となる分配金も5億円弱の実績があります。償還および分配を得ているというこのデータは、現在投資を考えている方にとっての参考となるでしょう。

まとめ

クラウドバンクは国内で比較的に営業実績が長く、集めた金額も大きなソーシャルレンディング事業者です。
様々な評判や口コミがあるものの、ソーシャルレンディング事業者の信頼性は投資判断を行う上で大切な項目の1つです。

日本のソーシャルレンディング業界はまだ未成熟な側面もあるので、今後も何らかのトラブルが起こることもあるかもしれません。
そんなリスクを極力避けたいと思うのであれば、実績がある事業者などを選ぶのも良いのではないでしょうか。

※こちらの記事の情報を用いて行うすべての行動やそのほかに関するご判断は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。


※1:フィンテナ調べ