
ソーシャルレンディング事業者、株式会社クラウドリアルティがサービスを正式公開した。
今まではβ版としてサービス公開しており、2016年12月にエストニア不動産担保ローンファンドを組成したが、国内第一号ファンドの募集開始と共に満を辞してのサービス正式公開となる。
クラウドリアルティは国内外の不動産を対象としたソーシャルレンディングサービス。小規模不動産やリノベーションなどの開発が伴うプロジェクトに資金調達の機会を提供している。
正式公開と同時に出資募集を開始した国内第一号ファンドは「京町家1号ファンド」。※1(2017年5月時点、すでに募集終了)
ファンド名称 | 京町家1号ファンド |
募集総額 | 7,200万円 |
投資対象 | 宿泊施設 |
分配 | 期中分配あり |
想定運用期間 | 36ヶ月 |
想定利回り(IRR) | 10.0%(税引前) |
想定投資倍率(MOIC) | 1.3x(税引前) |
一口の金額 | 50,000円 |
最低出資口数 | 3口 |
弊社運用手数料 | 年率2.0%(元本に対して) |
本ファンドは、京町家の取得・宿泊施設へのリノベーションを目的とした融資を行う。遊休不動産の再生を目的としたファンドとして日本初の試み。
※以下2017年6月9日追記
京町家再生プロジェクト(愛称)は事業者への融資ではないため、担保という概念は無い。
しかし本ファンドでは、不動産(土地・建物・その他付随設備)の売却及び宿泊施設としての事業運営で得られる利益から、投資家に対する元本の償還、利回りの分配がされる予定だ。そのため、実質的には不動産の価値自体が担保に値するものとなる。
※出資金額よりも売却価値が上振れ・下振れする可能性がある
※以下2017年6月22日追記
サービスの正式リリース後、初となる本ファンドは満額成立を果たした。
本ファンドに引き続き、近日中にも新ファンドを公開する予定があるとのこと。
正式なサービスリリースを果たしたクラウドリアルティ。これからの動きにも注目したい。
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