コロナ禍は投資のチャンス?コロナ後の投資家は約60%が投資に前向き

コロナ禍は投資のチャンス?コロナ後の投資家は約60%が投資に前向き

投資マインドの交代は一時的。相場下落は投資のチャンス

新型コロナウイルスの流行は、「コロナ禍」という様々な現象をもたらしています。
2020年2月から3月にかけては日経平均株価が1ヶ月で30%以上も下落するなど、経済にも大きな影響を与えました。
そんな状況下で個人投資家は、投資に対してどんなスタンスで臨もうとしている人が多いのでしょうか。
本リリースの調査に当たり、CrowdCrossでは、
・投資をしている人はどんな人?
・新型コロナウイルスの影響で投資スタンスはどう変わった?
・投資に消極的になった理由は?
・投資を積極的に行うべきと考える理由は?

というポイントを聞いてみました。

本リリースでは
・新型コロナウイルスは個人投資家にどう捉えられているか
・投資を今始めるべきかどうか

の調査結果をお伝えします。

調査回答者の属性(n=100)
性別:男性62%(62人)、女性38%(38人)
年代:20代8%(8人)、30代33%(33人)40代40%(40人)、 50代15%(15人)、60代以上4%(4人)
職業: 会社員53%(53人) 自営業者29%(29人) 主婦14%(14人) 無職3%(3人) 団体職員1%(1人)

  調査回答者の年収分布

 新型コロナウイルスの流行で投資に消極的になった方が約7割

個人投資家の方々に、コロナ禍による不況後に投資マインドにどんな変化が起こったのかを聞いてみました。
結果は以下のとおりです。 

回答結果は

・やめた 26%
・金額を減らした 43%
・金額を増やした 23%
・始めた 8%

となっています。

やめた、金額を減らしたという方が合計で69%になり、約7割の個人投資家の方がコロナウイルス後に投資に対して消極的になったことがわかりました。

その一方で金額を増やした方が23%、新しく始めたという方が8%おり、新型コロナウイルスによる相場の下落を、投資のチャンスとして捉えてる方も3割いることもわかってきます。

投資に消極的になったのは、手元に現金が必要だから

投資に対して消極的になった方に、その理由についても聞いてみました。

回答結果は

・現金を手元に置いておきたい:31人
・損切りをしたから:17人
・収入が下がったから:16人

となりました。

相場が大きく変動する中で、価値が不安定になる投資対象を、価値の安定した現金に変えたということは相場の変動リスクから逃れるという狙いがあるように見えます。

また現金を持っていれば、投資のチャンスがやってきた時にすぐに資金を投入することもできますね。
守りに見えて、積極的な攻めにも移れるような姿勢だとも言えます。

損切りに関しても、多少の損失があったとしても、安定した資産である現金を手元に置けば、状況の変化に対応しやすいからだと考えられます。

収入が下がったから投資をやめたという方は、今まで生活の余裕資金を投資していましたが、投資に回せる余裕資金がなくなったのでやめた、という市況の変化が投資マインドへ大きな影響を与えているという結果につながっています。

収入の減少が投資への意欲につながることも

一方で、投資に対して意欲的な回答を見せている方にも、その理由を聞いてみました。

回答結果は
・収入を増やしたいと思ったから:26人
・相場が下がったのでチャンスだと捉えている:19人

となりました。

収入が下がったから投資を控えると感じる方もいるのと同時に、収入が下がったからこそ投資を始めなくてはいけないと感じている方も多いようです。

また相場が下がったのでチャンスと捉えたという意見も決して少なくない人数から回答されています。

投資で消極的なのは一時的な現象か。多くの人は今後の投資方針では意欲的

新型コロナウイルスによる各種相場の下落は、2020年3月以降は一旦落ち着きを見せています。
日経平均株価を見ても、2020年9月時点では相場下落前である2020年2月初旬同程度の水準にまで株価を戻しています。

そんな状況を踏まえて、投資に対して消極的な行動を見せた方、積極的な行動をとった方の両方に「今後の投資方針はどうする意向なのか」を聞いてみました。
 

 

 

回答は

・金額を増やしたい 36%
・新しく始めたい 22%
・金額を減らしたい 25%
・今後もやらない 14%
・やめたい 3%

という結果になりました。

金額を増やしたい、新しく始めたいという回答が合計で58%と、今後の投資方針に対して消極的な意見を持つ方の割合を上回りました。

この結果から、新型コロナウイルスによる不況により、一時的に投資金額を下げたり投資をやめた人は多いものの、その後の株価の回復やし今日の変化を見ながら、投資意欲を回復させたり、新しく始めたいと考えている方も多く居るということがわかってきました。

まとめ

今回のアンケート結果をまとめると以下のようになります。

・個人投資家の年齢として最も多いのは40代
・年収のボリュームゾーンは300万円未満
・個人投資家の年収の大半は600万円未満
・コロナ不況により投資をやめたり、投資金額を減らした人は約70%
・投資に消極的になった理由は資産を現金にしておきたいからという意見が多数
・相場の回復などから、投資マインドを回復させている人は約60%
・その理由は収入を増やす必要があるから、相場の下落がチャンスだから

相場は変動してこそ初めて利益が出るもの。
相場の下落は新しく投資を始める良いチャンスなのかもしれませんね。

◆調査概要
調査テーマ: 新型コロナウイルス流行前後の個人投資家の投資マインドの変化
サンプル数:全国の個人投資家100人
調査期間:2020年9月10日〜2020年9月17日
調査方法:インターネット調査

■会社概要
商号      : 株式会社ネクストライフ
代表者     : 代表取締役 古川渉一
所在地     : 東京都品川区西五反田4-31-21ガーデンコーポ 不動前栄ビル 201
設立      : 2019年10月
事業内容    : メディア事業、在宅ワーク支援事業、制作事業
資本金     : 200万円
URL    :https://nextlifeinc.co.jp/