
オンラインファンドとは、インターネットを通じて、企業やプロジェクトへの貸付へ投資する金融商品を提供しているサービスです。これまでの企業やプロジェクトへの貸付は、金融機関や機関投資家などの “プロ投資家” に限定されていました。オンラインファンドの仕組みを活用することによって、その投資機会を個人の方々をはじめとした幅広い投資家層へ提供することを可能にし、新たな資産運用のカタチを創出できるようになりました。
「FUEL(フエル)オンラインファンド」は2020年2月からサービスが開始しました。ファンドごとに、ファンド事業者、プロジェクト内容、資金使途などを明示しており、透明性の高い商品を扱っており、複数ファンドに1万円から投資ができることからも注目を集めてました。
今回は、そんなFUELの法人の口座開設方法とその手順について紹介します。
目次
FUEL(フエル)の口座開設基準と必要な書類をチェック
どのオンラインファンドでも共通ですが、FUEL(フエル)の口座開設をするにあたって、下記の口座開設基準を満たしている必要があります。FUELが第三者的立場から、ファンド事業者およびファンドの審査を、信頼性、安全性、収益性などの観点で口座開設基準を満たしているか判断します。
法人口座の開設に必要な書類等
法人口座開設には以下の書類が必要です。
- 履歴事項全部証明書(登記簿謄本、発行から6ヶ月以内)
- 法人代表者が取引担当者でない場合のみ委任状(取引の任に当たっていることを証する書面)
- 取引担当者の本人確認書類2点(運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、健康保険証、住民票の写し、公共料金の領収書、その他官公庁発行書類、在留カードまたは特別永住者証明書のうちいずれか2点)
- 口座関連書類(銀行名、口座名義、支店名もしくは支店番号、口座番号が確認できる通帳やキャッシュカード、インターネット口座画面の画像のうちいずれか1つ)
FUEL(フエル)の会員登録と口座開設方法
それでは実際に、FUELの口座を開設する流れを見ていきましょう。
口座開設ページにアクセスし「法人名義で口座開設」を選択します。
1.メールアドレス(ID)・パスワードを登録します。
メールアドレスとパスワードを登録し「入力内容を確認する」をクリックします。パスワードは8文字以上です。
入力内容を確認後、「登録する」をクリックしてください。
2.FUELオンラインファンドからメールが届きます。
すぐにFUELオンラインファンドからメールが届きます。メールを開き、本文中のリンクをクリックします。
3.確認事項に同意する
新しく開いたページで「私は、外国PEPsに該当しません」にチェックを入れます。
4.法人情報入力
電話番号、取引担当者、実質的支配者、送金先情報を入力します。
5.適合性確認
収入や資産の状況を記入します。
6. 法人確認資料アップロード
履歴事項全部証明書、委任状(必要な場合のみ)をアップロードします。
7.取引担当者確認資料アップロード
マイナンバーカード、パスポート、その他公的書類などから2点
下の画像が表示されましたら、申請完了です。
8.口座開設通知ハガキ
申し込みから数日から1週間程度で法人宛と取引担当者宛の計2通ハガキが届きます。
ハガキを受け取られましたら口座開設が完了します。
まとめ
2020年2月のサービス開始以降、個人投資家の人数は着実に増えてきましたが、事業法人や資産管理会社の資産運用を行いたいというニーズには答えられていない状態でした。FUELでは物流不動産関連事業を営むシーアールイーのクラウドファンディングサイトCREFundingを2020年2月4日に開設していますが、今回の法人口座の受付を開始したことで、大規模な物流不動産に対し大口の法人出資を見込めるようになるでしょう。