今回は株式投資型クラウドファンディングでの投資を検討している方に向けて、株式投資型クラウドファンディングの概要・特徴・サービス例をご紹介していきます。
株式投資型クラウドファンディングとは?
株式投資型クラウドファンディングは、未上場の新規、または成長企業の株式へ投資できる仕組みです。投資先企業がIPO(新規上場)やM&A(企業の合併・買収)を果たした場合に、金銭的なリターンを得ることができます。2015年5月の金融商品取引法の改正により、「購入型」「寄付型」「貸付型」「ファンド型」に続く、クラウドファンディングの新たな枠組みとして誕生しました。
メリット
①非上場企業の株が購入できる
株式投資型クラウドファンディングが解禁したことで、個人で少額から非上場企業の株式に投資が可能になりました。
成長前の非上場企業の企業の株を早期に購入できれば、あとあと大きなリターンが期待できる可能性があります。
元の規模が小さな会社ほど、急成長した場合に株価も短期間で急速に値上がりすることが多いためです。
②エンジェル税制の優遇を受けられる
「投資しながら節税できる」のが、株式投資型クラウドファンディングの大きなメリットの1つです。
エンジェル税制とは、ベンチャー企業への投資を促進するために設立された優遇制度です。投資時点と売却時点での優遇処置が用意されており、この制度を利用すると、対象企業への投資金額の一部がその年の総所得金額から控除になるほか、対象企業の株式の売却による損失を、その年の他の株式譲渡益と相殺することなどが可能です。
(エンジェル税制の活用について、詳しくはこちらのサイトをご確認ください)
③非上場のベンチャー企業を応援できる
ベンチャー企業をスタート当初から応援できるのは、大きなメリットの1つです。
世間から認知されていない、小規模ながら確かな技術とサービスを持つベンチャーなどが自分の支援により成長を遂げ、上場を果たした際の喜びはひとしおでしょう。
デメリット
①投資した株を自由に売却できない
株式投資型クラウドファンディングで購入できる株式は基本的に、投資先の企業がIPOやM&Aを果たさない限り自由に売却できません。
一般的に、非上場企業の株には「譲渡制限」が設けられているためです。この制度は、会社が望まない人物に自社の株式が渡ることを防ぐための制度です。譲渡制限が設けられた株は自由なタイミングでの売買ができず、取締役会や株主総会での承認など、多くの手続きが必要になります。
②元本割れを起こすリスクがある
元本割れとは、債券や投資信託などの価格が、当初投資した金額を下回った状態を指す言葉です。
株式投資型クラウドファンディングも一般的な投資と同様、投資先の企業の株価が業績不振などの理由により下落した場合には、元本割れを起こすリスクがあるのです。
さらに、デメリット①で述べたように、購入した株は基本的に自由に売却できません。よって、株価が下落し始めた場合にも、損失を抑えるために早めに売り払うといったことができません。
③投資の判断が難しい
非上場企業は成長性の予測が困難なことが多く、投資の判断が難しいのもデメリットです。上場企業であれば、株式の発行元企業が公表するIR情報が投資の判断基準になり得ますが、非上場企業にはIR情報の作成義務がないのです。
株式投資型クラウドファンディングのサービス事例
非上場企業の株を購入する際の失敗リスクを抑えるには、株式投資型クラウドファンディングサービスの活用をお勧めします。
クラウドファンディングサービスは基本的に、事業成長が見込めると判断した企業のみを取り扱っています。
事業成長できるか怪しい企業ばかりを登録していては、投資家からの信頼を獲得できないためです。よって、クラウドファンディングサービスの運営会社は、自社サービスへの登録を希望する企業に対し周到なリサーチを行っています。言い換えると、クラウドファンディングサービスは、投資家の代わりにある程度投資先を厳選してくれているということになります。
ここでは、代表的な株式投資型クラウドファンディングサービスを1つご紹介します。
FUNDINNO
FUNDINNOは国内初の株式投資型クラウドファンディングサービスです。
サービス立ち上げのきっかけは、代表取締役CEOの柴原祐喜氏がアメリカ留学時に感じた「株式投資型のクラウドファンディングを通じて資金調達をするのが当たり前となっている環境」への感動です。
公式サイトに記された「企業の成長を支援して日本を元気に」のスローガン通り、日本での株式投資型クラウドファンディングサービスのパイオニアとして、これまで数多くのベンチャー企業の成長を支えてきました。
2020/05/21時点の累計成約額は30億5,469万円、累計成約件数は90件、登録投資家数は27,466人、面白い記録として、最速目標達成時間が1分54秒とのことです。
1口1万円から、少額で手軽に投資ができるほか、投資先企業から事業進捗の報告を直接受けられるシステムを採用しているなど、「手触り感」ある支援ができるのも特徴です。また、複数の公認会計士等による厳正な審査を通過した案件のみを取り扱っており、取引の信頼性が高いのもメリットと言えます。
株式投資型クラウドファンディングの特徴・サービス例をご紹介
今回は株式投資型クラウドファンディングでの投資を検討している方に向けて、株式投資型クラウドファンディングの概要・特徴・サービス例をご紹介していきます。
目次
株式投資型クラウドファンディングとは?
株式投資型クラウドファンディングは、未上場の新規、または成長企業の株式へ投資できる仕組みです。投資先企業がIPO(新規上場)やM&A(企業の合併・買収)を果たした場合に、金銭的なリターンを得ることができます。2015年5月の金融商品取引法の改正により、「購入型」「寄付型」「貸付型」「ファンド型」に続く、クラウドファンディングの新たな枠組みとして誕生しました。
メリット
①非上場企業の株が購入できる
株式投資型クラウドファンディングが解禁したことで、個人で少額から非上場企業の株式に投資が可能になりました。
成長前の非上場企業の企業の株を早期に購入できれば、あとあと大きなリターンが期待できる可能性があります。
元の規模が小さな会社ほど、急成長した場合に株価も短期間で急速に値上がりすることが多いためです。
②エンジェル税制の優遇を受けられる
「投資しながら節税できる」のが、株式投資型クラウドファンディングの大きなメリットの1つです。
エンジェル税制とは、ベンチャー企業への投資を促進するために設立された優遇制度です。投資時点と売却時点での優遇処置が用意されており、この制度を利用すると、対象企業への投資金額の一部がその年の総所得金額から控除になるほか、対象企業の株式の売却による損失を、その年の他の株式譲渡益と相殺することなどが可能です。
(エンジェル税制の活用について、詳しくはこちらのサイトをご確認ください)
③非上場のベンチャー企業を応援できる
ベンチャー企業をスタート当初から応援できるのは、大きなメリットの1つです。
世間から認知されていない、小規模ながら確かな技術とサービスを持つベンチャーなどが自分の支援により成長を遂げ、上場を果たした際の喜びはひとしおでしょう。
デメリット
①投資した株を自由に売却できない
株式投資型クラウドファンディングで購入できる株式は基本的に、投資先の企業がIPOやM&Aを果たさない限り自由に売却できません。
一般的に、非上場企業の株には「譲渡制限」が設けられているためです。この制度は、会社が望まない人物に自社の株式が渡ることを防ぐための制度です。譲渡制限が設けられた株は自由なタイミングでの売買ができず、取締役会や株主総会での承認など、多くの手続きが必要になります。
②元本割れを起こすリスクがある
元本割れとは、債券や投資信託などの価格が、当初投資した金額を下回った状態を指す言葉です。
株式投資型クラウドファンディングも一般的な投資と同様、投資先の企業の株価が業績不振などの理由により下落した場合には、元本割れを起こすリスクがあるのです。
さらに、デメリット①で述べたように、購入した株は基本的に自由に売却できません。よって、株価が下落し始めた場合にも、損失を抑えるために早めに売り払うといったことができません。
③投資の判断が難しい
非上場企業は成長性の予測が困難なことが多く、投資の判断が難しいのもデメリットです。上場企業であれば、株式の発行元企業が公表するIR情報が投資の判断基準になり得ますが、非上場企業にはIR情報の作成義務がないのです。
株式投資型クラウドファンディングのサービス事例
非上場企業の株を購入する際の失敗リスクを抑えるには、株式投資型クラウドファンディングサービスの活用をお勧めします。
クラウドファンディングサービスは基本的に、事業成長が見込めると判断した企業のみを取り扱っています。
事業成長できるか怪しい企業ばかりを登録していては、投資家からの信頼を獲得できないためです。よって、クラウドファンディングサービスの運営会社は、自社サービスへの登録を希望する企業に対し周到なリサーチを行っています。言い換えると、クラウドファンディングサービスは、投資家の代わりにある程度投資先を厳選してくれているということになります。
ここでは、代表的な株式投資型クラウドファンディングサービスを1つご紹介します。
FUNDINNO
FUNDINNOは国内初の株式投資型クラウドファンディングサービスです。
サービス立ち上げのきっかけは、代表取締役CEOの柴原祐喜氏がアメリカ留学時に感じた「株式投資型のクラウドファンディングを通じて資金調達をするのが当たり前となっている環境」への感動です。
公式サイトに記された「企業の成長を支援して日本を元気に」のスローガン通り、日本での株式投資型クラウドファンディングサービスのパイオニアとして、これまで数多くのベンチャー企業の成長を支えてきました。
2020/05/21時点の累計成約額は30億5,469万円、累計成約件数は90件、登録投資家数は27,466人、面白い記録として、最速目標達成時間が1分54秒とのことです。
1口1万円から、少額で手軽に投資ができるほか、投資先企業から事業進捗の報告を直接受けられるシステムを採用しているなど、「手触り感」ある支援ができるのも特徴です。また、複数の公認会計士等による厳正な審査を通過した案件のみを取り扱っており、取引の信頼性が高いのもメリットと言えます。