国内の融資型クラウドファンディングで支援できる事業例

国内の融資型クラウドファンディングで支援できる事業例

融資型のクラウドファンディングは、株式型、投資型と同様に、金融型クラウドファンディングから枝分かれした類型の一つで、「貸付型」とも呼ばれています。

最大の特徴は、「融資」の名の通り、支援先から資金の返済、及び利益の一部を受け取ることができる点にあります。返礼品などがリターンとなる他のクラウドファンディングと違い、資産運用の選択肢となりうるのです。

また、他のクラウドファンディングのサービスと同様に社会的意義が高い案件を取り扱っているクラウドファンディングサイトが多いことから、「資産運用をしつつ社会も良くしていきたい」と考える投資家にオススメできると言えます。

当記事では、融資型クラウドファンディングで支援ができる事業をいくつかご紹介します。

支援先選びの参考になれば幸いです。

 

①クラウドクレジット「メキシコ女性起業家支援ファンド」


https://crowdcredit.jp/

クラウドクレジットは海外の事業を対象とした融資型クラウドファンディングのプラットフォームです。

海外の案件は日本と違い上限金利が高く設定されているケースが多いことから、高い利回り(8~10%程度)が期待できます。


リターンの大きさから国内株式や債券以外の分散投資先としての利用にも適しています。
社会的意義のある案件も多いため、海外に目を向けて社会貢献をし且つリターンも得たい人には最適なプラットフォームと言えます。

「メキシコ女性起業家支援ファンド」はメキシコにおける女性の経済的地位向上を目的として、SOFIPA社によって立ち上げられました。集められた資金は、SOFIPA社が行う女性起業家向け貸付事業の発展に活用されます。
2018年5月に第1号ファンドが発売されてから1年で2億円を調達しており、これはメキシコで女性がオーナーを務める零細企業の約5%に届く計算です。2020年4月30日時点で22号まで発売されています。

 

②Crowd Bank「カンボジア マイクロファイナンスプロジェクト」


https://crowdbank.jp/

Crowd Bankは、日本クラウド証券が運営している新興国の貧困層への支援を目的とした融資型クラウドファンディングのプラットフォームです。平均利回りは6.99%(2020年4月30日時点)と高く、また、最低融資額が10,000円からと、まとまった資金がなくても投資できるためオススメと言えます。

 

「カンボジア マイクロファイナンスプロジェクト」は、「機会の均等を通じた貧困削減」を目指しているNPO法人・Living in Peaceにより、カンボジアの貧しい人々への資金提供を行う目的で設立されたファンドです。
集められた資金は、稲作や牧畜など現地の人々の事業を立ち上げに活用されます。投資家は当ファンドへの融資を通し一時的な金銭援助ではなく、持続的な経済成長の担い手になることが可能です。
結果的に当初の目標金額を上回る5,274万円の資金を調達、プロジェクトは成功を収めました。

 

③CAMPFIRE Owners「障がい者技術育成プロジェクトファンド」


https://owners.camp-fire.jp/

CAMPFIRE Ownersは、クラウドファンディングのプラットフォーム最大手であるCAMPFIREからリリースされた融資型クラウドファンディングのプラットフォームです。
他プラットフォームと比べ貸付先の情報が詳細に公開されているため取引の透明性が高いことが特徴です。同じ理由で、自身で融資先を選び抜きたい方にもオススメできます。
Crowd Bankと同じく10,000円からの少額融資が可能で、気軽に資産運用ができることも利点です。


「障がい者技術育成プロジェクトファンド」は、就労継続支援A型事業所(障がい者と雇用契約を結び生産活動を通じた就労技能向上の機会を提供する事業)として障がい者雇用を実施しているNPO法人でであるテイラーズ・ギルドにより立ち上げられました。
当法人が着手しているオーダーメイドスーツ領域は、職人の高齢化・職人不足が深刻なため、このままでは数年以内に産業ごと消失してしまうと言われています。
投資家は融資を通し、障害者雇用機会創出と産業の再生の2つの課題への貢献が可能です。
当ファンドへ集められた資金は、テイラーズ・ギルドが新たに立ち上げるスマホアプリ制作部門の機材、教材購入に用いられます。

結果的に目標金額の300万円の資金を調達、プロジェクトは成功を収めました。

 

まとめ

以上、今回は融資型クラウドファンディングで支援できる事業についていくつかご紹介しました。