初めまして。私は主にローリスク投資を実践しているIPOメカニックといいます。
「IPOで稼ぐメカニックの株ログ」というIPOの情報を中心に発信しているサイトの管理人です。IPO投資が中心ではありますが、現在はソーシャルレンディングも約1年半前から実際に投資を行っています。
ソーシャルレンディングは ”「お金を借りたい人」と「お金を投資したい人」を、インターネットを通じて結びつけるサービス”のことなんですが日本でも投資者が徐々増えてきており、最近ではじわりじわりと話題になってきているんですよね。
とはいえまだまだ「ソーシャルレンディングって何??」、「ソーシャルレンディングって怪しい投資じゃないの??」と感じている方も多いはずです。
そこで今回はそんな方のために自分がソーシャルレンディングを始めたきっかけから投資をするまでの道のり、さらには現在の投資状況までをご紹介したいと思います。
全て理解できるわけではないと思いますが、この記事を読んでくださった方が”実践者がどんな感じで投資をしているのか”を少しでも感じ取っていただけたら幸いです。
ソーシャルレンディングに出会ったきっかけ
自分は冒頭でもいったとおり、普段はIPO投資や優待タダ取りなどを中心にローリスク投資をしています。しかし、ふとした時にそれだけでは出せる利益に限界があると思い始めました。
IPOは当選しなければ利益を出せることはありませんので、当選しなければ当然ですが利益は0円です。利益を出せるかどうかは運に任せるしかないので凄い不安定なんですよね。さらに優待タダ取りに関しては手数料を計算しながら”どの株主優待がお得か”調べたりする必要もありますし、多くの資金がなければ多くの優待をゲットできません。
また、中長期的な株式投資やFX投資も少ししていたんですが、こちらである程度安定した利益を出すにはそれなりに技術と経験が必要です。しかし、当然ですが自分にはそんな技術や経験もありません。そこで何か他に安定して利益が出せる投資方法がないか探し始めたんです。
「何か自分が知らない魅力的な投資方法はないかな?」とあまり期待せずにいろいろな投資サイトをネットサーフィンしている時、ふとある広告が目に飛び込みました。
それがクラウドバンクというソーシャルレンディングサービスの広告だったんです。
この時、自分は初めてソーシャルレンディングを知ることとなりました。
ソーシャルレンディングを開始
クラウドバンクというサービス名が自分好みだったこともあり、その後すぐにクラウドバンクというサイトを詳しくチェックしにいきました。そこには先進的なサイトデザインで”平均利回り5%”、”最低投資金額1万円?”、”投資しながら社会貢献”という魅力的な言葉がずらり!!
これを見た時は「お?これは面白いかもしれない!!」」とは思ったんです。しかし、「よし!! ここで投資をしてみよう」とはすぐに思いませんでした。
だっていきなり「平均利回り5%」って言われたら普通はめちゃくちゃ怪しいですよね。今はネット銀行の金利だって0.1%前後の数字です。大手銀行や地方銀行のリアル店舗ではもっと低い数字だと思います。それがいきなり平均利回り5%といわれていきなり信じる人ってほとんどいないでしょう。
当然自分も「石橋を叩いてひとまず渡らない」という慎重な性格なので、とりあえずソーシャルレンディングとはどういうものかという基本的な所からリサーチを開始しました。サイトをくまなく見ると、”ソーシャルレンディングの仕組み”、”平均利回り5%運用できる理由”などが詳しく書いてあったんです。
高い利回りで運用できる理由としては…
・財務体制はしっかり整っているのに、会社設立から間もないために銀行融資を受けられない企業への融資
・不動産買い付けでのメザニンローン
・急速に発展している新興国への投資
などが挙げられており、これを見て「なるほど、確かにこれなら高い利回りで運用できるのかもしれない」と思い始めたんですよね。
そこからさらに広げて行って、今度は日本におけるソーシャルレンディングの歴史や類似サービスなども調べていき、最終的に「よし!! これは投資する価値がありそうだ」という考えにいたり、クラウドバンクで初めての投資を開始しました。
【メザニンローンについて詳しく知りたい方はこちらから】
・シニアローン・メザニンローンとは。特徴・違いと注意点
ソーシャルレンディングから初めての分配金
クラウドバンクに限らず、ソーシャルレンディングは投資の申し込みをしてからこちらは何もすることはありません。運用が開始されたら後は毎月分配金が振り込まれるのを確認するのみです。ただ、これが逆に返って不安を煽ります。
株やFXならば日々変動していくますので、現在の状況をすぐに確認できますが、ソーシャルレンディングは途中経過が確認できないので、分配金が振り込まれるまではただ待つしかないんですよね。このような性質上、初めての分配金が振り込まれるまでは本当におちつきませんでした。
「本当に大丈夫かな?」とつねに心配しながら分配金が振り込まれるのを待っていたんですが、分配予定日にはそんな心配もなんのその、あっさりと分配金が振り込まれていたんです。
分配金61円、そこから税が引かれて僅か49円という少ない額ではありましたが、これが自分にとって初めてソーシャルレンディングで得た利益となりました。
ここから自分はソーシャルレンディングの世界にどんどんはまっていき、今ではそれまでメインでやってきたIPO投資と同じくらい力を入れて投資をしている状況です。
現在の運用状況
参考までに今現在の、自分がソーシャルレンディングに投資している金額と活用しているプラットフォームを簡単に紹介したいと思います。初めて投資をしたクラウドバンクに加えて今では下記のプラットフォームでも投資を実践しています。
・LCレンディング
・クラウドクレジット
・ラッキーバンク
・スマートエクイティ
・みんなのクレジット
※2017年8月9日より9月7日まで、貸金業法に基づく業務停止処分中(2017年8月3日時点)
・オーナーズブック
・トラストレンディング
全部で8社です。
もちろんこれはあくまで自分が利用しているサービスにすぎません。
投資したばかりの頃は片手でおさまるくらいのソーシャルレンディングサービスしかありませんでしたが、どんどん新たなサービスが誕生しておりいまでは10社以上が存在しています。この先も続々と誕生してくるでしょう。
そして自分がソーシャルレンディングで投資している金額ですが、上記8社を合わせると約198万円になります。一番はじめにクラウドバンクで投資した際は10万円でしたのでこれと比べる20倍になっている状況です。
※ラッキーバンクでは返済遅延していたファンドについて、債権譲渡が決定しました(2018年12月5日時点)。詳細はこちらをご覧ください。
ソーシャルレンディングで得た分配金
クラウドバンクでは1年半ほど前から投資していますが、その他のサービスでは2015年?2016年にはじめたこともあり、まだ運用期間が短いサービスもあります。それによりまだまだ投資金額に対して貰った分配金は少ない状況ではありますが、それでも今までに55,000円ほどの利益を得ました。
上記でもいったように今では198万円を投資していおり、平均利回りは7%ほどで運用していますから来年は14万円ほどの利益を得られるはずです。ほったらかしで14万円の利益を得られれば文句はないですよね。
もちろん、ソーシャルレンディングはあくまで投資なので、利回りは低くなる可能性もありますし、最悪元本割れということもありえます。
しかし、今まで自分が投資をしたファンドで運用がマイナスになったものはありませんから元本割れの心配はほとんどしていません。
今ではソーシャルレンディングに慣れてしまい、毎月分配金が振り込まれるのが当たり前の状況になっています。
最後に
今回は自分のソーシャルレンディング体験談を簡単に紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか??
ソーシャルレンディングは技術も経験も必要なく、自分のように少し投資をかじっただけの半人前でも安定して利益をだせる投資方法だということがある程度はわかっていただけたかと思います。
とはいえ、流石に自分で実際に投資をしてみなければわからない部分も多いと思いますので、興味がある方は悩んでないで行動に移して見るのが一番いいかなと思います。
今では1万円から投資ができますから、今まで貯金しかしていなかったという人も無理なく挑戦できるはずですからね。
一歩踏み出す勇気を持って欲しいと思います。
最後になりますが、はっきりいってソーシャルレンディングは日本においてまだまだ知名度が高い投資とはいえません。
今回の記事を読んでくださった方の中には初めて”ソーシャルレンディング”という言葉を知ったという人もいると思います。
しかしながら、この先さらに市場は大きくなっていくと思いますし、様々なメディアでもソーシャルレンディングが取り上げられていくはずです。
自分はしっかりとリスク管理をしながら、この先もソーシャルレンディングでの投資をつづけていくつもりです。