こんにちは。中田健介です。
2018年もまもなく終わりますが、今回は私の今年のソーシャルレンディング投資を総括したいと思います。
2018年のソーシャルレンディング投資実績
私の今年のソーシャルレンディング投資実績は以下の通りでした。※11月末までの実績です
私のソーシャルレンディング投資実績(2018年1月~11月)
1.投資金額(平均) |
1,883.2万円 |
2.利益額(税引き前) |
151.5万円 |
3.損失額 |
214.6万円 |
4.純利益 |
-63.1万円 |
5.利回り(年利) |
-3.3% |
今年は1883.2万円(平均投資金額)をソーシャルレンディングに投資し、151.5万円の利益を得ました。
しかしながら、2018年3月にみんなのクレジットにおいて貸し倒れが発生し、214.6万円の損失が発生したため、残念ながら年間での損益は63.1万円のマイナスとなってしまいました。
投資金額に対する利回りは-3.3%となります。
四半期ごとの純利益と利回りの状況は以下の通りです。

第2~第4四半期の損益はプラスになっているのですが、第1四半期の損失を第2~第4四半期でリカバリーしきれませんでした。
また、私がソーシャルレンディング投資を始めた2011年以降の投資実績は以下の通りです。

見ての通り、年間での損益がマイナスとなったのは今年が初めてです。
来年以降またプラスに戻ることを期待しています。
投資ファンド数
今年は全事業者合わせて29のファンドに投資しました。
返済遅延状況
現時点で、私が投資している以下のファンドで返済遅延が発生しています。
返済遅延中ファンド一覧(2018年12月1日時点)
サービス |
投資開始時期 |
ファンド名 |
貸出残高(円) |
状況 |
maneo |
2017/3/15 |
maneoの虎ローンファンド8号 |
309,591 |
2018/2以降返済遅延 |
ラッキーバンク |
2017/3/27 |
【3/18募集】第206号ローンファンド 東京都中央区×東京都港区 |
170,530 |
2018/6以降返済遅延 |
クラウドクレジット |
2015/10/13 |
欧州3か国消費者ローン・ファンド3号(リターン追求型) |
267,232 |
2020年9月30日まで期間延長 |
クラウドクレジット |
2016/4/21 |
【為替ヘッジあり】カメルーン中小企業支援プロジェクト1号 |
29,743 |
2019年4月まで期間延長 |
ガイアファンディング |
2017/9/22 |
テキサススターローンファンド31号 |
560,000 |
2018/9以降返済遅延 |
ガイアファンディング |
2018/1/25 |
サンフランヒルズローンファンド6号 |
530,000 |
2018/11以降返済遅延 |
ガイアファンディング |
2017/12/26 |
サンフランミッドタウンローンファンド1号 |
1,010,000 |
2018/11以降返済遅延 |
みんなのクレジット |
2017/3/12 |
《第108号》 中小企業支援ローンファンド |
490,000 |
2017/9以降返済遅延 |
グリーンインフラレンディング |
2017/3/23 |
【第9弾】メガソーラーローンファンド(第1次募集) |
410,000 |
2018/7以降返済遅延 |
グリーンインフラレンディング |
2017/9/30 |
【第1弾】小型風力発電ローンファンド(第5次募集) |
130,000 |
2018/7以降返済遅延 |
キャッシュフローファイナンス |
2018/2/28 |
【利回り8~10%】《満期借換》ECOファンド(4号) |
524,752 |
2018/10以降返済遅延 |
合計 |
11ファンド |
|
4,431,848 |
|
対象ファンド数は11件で、合計金額は443.2万円です。特に今年になってから発生した返済遅延が多くを占めています。
ある程度返済にめどが立っているものもありますが、無事返済されるか予断を許さないものもあります。
新規事業者への投資
今年は、プレリートファンド、ネクストシフトファンド、ハローリノベーションの3つの新規事業者での投資を開始しました。
なお、Renosyクラウドファンディングでも口座開設はしていますが、ファンドへの投資が抽選式のため、まだ投資できていません。
良かった点
2018年でソーシャルレンディング投資に関して良かった点は以下の通りです。
ソーシャルレンディングの知名度が上がってきた
クラウドクレジット、SBIソーシャルレンディングがテレビCMを実施するなど、業界としての努力の成果か、ソーシャルレンディングの知名度が向上してきたように感じます。
ニュースなどで取り上げられる頻度も増え、解説書も何冊か出版されるなど、盛り上がりを見せています。
融資先の匿名化廃止の方針が示された
ソーシャルレンディングの融資先の匿名化を廃止するとの方向が示されたことは個人的にも良いニュースでした。
匿名化が廃止されれば、投資対象のファンドの安全性の見極めをより精緻に行うことができると期待しています。
・ソーシャルレンディング、融資先の匿名化廃止へ
悪かった点
一方、悪かった点としては以下が挙げられます。
貸し倒れ、返済遅延の影響が大きかった
2018年は貸し倒れの影響で投資開始以来、初めて年間での損益がマイナスになりました。
また、いくつかの事業者で返済遅延が発生しています。
2016年まではそうした事態はほとんど発生していなかったので、昨年から今年にかけてソーシャルレンディングのリスクが一気に顕在化した印象です。
翌年にむけて
上記の結果を踏まえて、2019年以降はソーシャルレンディング投資に関して以下の方針で取り組みたいと考えています。
事業者、ファンドの見極めをさらに慎重に行う
今年貸し倒れ・返済遅延となったファンドが多かったことを踏まえて、2019年以降は事業者、ファンドの見極めをさらに慎重に行う方針です。
そのためには、貸し倒れ・返済遅延発生の傾向分析を行う必要があります。貸し倒れ・返済遅延の起きやすい、あるいは起きにくい事業者・ファンドにはどういう共通点・特徴があるのか、予断を持たずに明らかにしていきたいと考えています。
税金対策に取り組む
現状、私の所得税率は約20%です。地方税10%と合わせて、ソーシャルレンディングの収益に対して約30%の税金がかかっていることになります。
税金対策を行うことで、来年以降より実質的な収益率を高めたいと考えています。
例えば、合同会社を設立して法人名義での投資を行う、といった対応を考えています。
終わりに
初めて年間損益がマイナスになるなど、2018年は個人的にも試練の年となりました。
ただ、ソーシャルレンディング投資自体は今後も続けるつもりです。
今年の反省を2019年以降の投資方針に活かしていければと考えています。
私自身の2018年のソーシャルレンディング投資の総括と翌年に向けて
こんにちは。中田健介です。
2018年もまもなく終わりますが、今回は私の今年のソーシャルレンディング投資を総括したいと思います。
目次
2018年のソーシャルレンディング投資実績
私の今年のソーシャルレンディング投資実績は以下の通りでした。※11月末までの実績です
私のソーシャルレンディング投資実績(2018年1月~11月)
今年は1883.2万円(平均投資金額)をソーシャルレンディングに投資し、151.5万円の利益を得ました。
しかしながら、2018年3月にみんなのクレジットにおいて貸し倒れが発生し、214.6万円の損失が発生したため、残念ながら年間での損益は63.1万円のマイナスとなってしまいました。
投資金額に対する利回りは-3.3%となります。
四半期ごとの純利益と利回りの状況は以下の通りです。

第2~第4四半期の損益はプラスになっているのですが、第1四半期の損失を第2~第4四半期でリカバリーしきれませんでした。
また、私がソーシャルレンディング投資を始めた2011年以降の投資実績は以下の通りです。

見ての通り、年間での損益がマイナスとなったのは今年が初めてです。
来年以降またプラスに戻ることを期待しています。
投資ファンド数
今年は全事業者合わせて29のファンドに投資しました。
返済遅延状況
現時点で、私が投資している以下のファンドで返済遅延が発生しています。
返済遅延中ファンド一覧(2018年12月1日時点)
対象ファンド数は11件で、合計金額は443.2万円です。特に今年になってから発生した返済遅延が多くを占めています。
ある程度返済にめどが立っているものもありますが、無事返済されるか予断を許さないものもあります。
新規事業者への投資
今年は、プレリートファンド、ネクストシフトファンド、ハローリノベーションの3つの新規事業者での投資を開始しました。
なお、Renosyクラウドファンディングでも口座開設はしていますが、ファンドへの投資が抽選式のため、まだ投資できていません。
良かった点
2018年でソーシャルレンディング投資に関して良かった点は以下の通りです。
ソーシャルレンディングの知名度が上がってきた
クラウドクレジット、SBIソーシャルレンディングがテレビCMを実施するなど、業界としての努力の成果か、ソーシャルレンディングの知名度が向上してきたように感じます。
ニュースなどで取り上げられる頻度も増え、解説書も何冊か出版されるなど、盛り上がりを見せています。
融資先の匿名化廃止の方針が示された
ソーシャルレンディングの融資先の匿名化を廃止するとの方向が示されたことは個人的にも良いニュースでした。
匿名化が廃止されれば、投資対象のファンドの安全性の見極めをより精緻に行うことができると期待しています。
・ソーシャルレンディング、融資先の匿名化廃止へ
悪かった点
一方、悪かった点としては以下が挙げられます。
貸し倒れ、返済遅延の影響が大きかった
2018年は貸し倒れの影響で投資開始以来、初めて年間での損益がマイナスになりました。
また、いくつかの事業者で返済遅延が発生しています。
2016年まではそうした事態はほとんど発生していなかったので、昨年から今年にかけてソーシャルレンディングのリスクが一気に顕在化した印象です。
翌年にむけて
上記の結果を踏まえて、2019年以降はソーシャルレンディング投資に関して以下の方針で取り組みたいと考えています。
事業者、ファンドの見極めをさらに慎重に行う
今年貸し倒れ・返済遅延となったファンドが多かったことを踏まえて、2019年以降は事業者、ファンドの見極めをさらに慎重に行う方針です。
そのためには、貸し倒れ・返済遅延発生の傾向分析を行う必要があります。貸し倒れ・返済遅延の起きやすい、あるいは起きにくい事業者・ファンドにはどういう共通点・特徴があるのか、予断を持たずに明らかにしていきたいと考えています。
税金対策に取り組む
現状、私の所得税率は約20%です。地方税10%と合わせて、ソーシャルレンディングの収益に対して約30%の税金がかかっていることになります。
税金対策を行うことで、来年以降より実質的な収益率を高めたいと考えています。
例えば、合同会社を設立して法人名義での投資を行う、といった対応を考えています。
終わりに
初めて年間損益がマイナスになるなど、2018年は個人的にも試練の年となりました。
ただ、ソーシャルレンディング投資自体は今後も続けるつもりです。
今年の反省を2019年以降の投資方針に活かしていければと考えています。